
八村塁(写真:AP/アフロ)
12月26日、NBA「ロサンゼルス・レイカーズ対ヒューストン・ロケッツ」の一戦が行われ、96-119でロケッツが勝利した。
八村塁(レイカーズ)は右鼠径部痛による欠場から3試合ぶりの復帰となったが、27分42秒の出場で無得点に終わった。
レイカーズもこの敗戦で3連敗となり、ウエスタンカンファレンス3強(サンダー、スパーズ、ナゲッツ)との差が開く形となった。
12月に入り5勝6敗と負け越しチーム崩壊中のレイカーズ
シーズン序盤の10月中旬から11月までは好調が続いていたレイカーズだったが、12月に入り失速気味となっている。
12月中旬までは勝ったり負けたりを繰り返し連敗はなかったものの、12月21日のクリッパーズ戦から3連敗を喫し完全にオフェンスとディフェンスの両面で崩壊してしまった。
レイカーズはオースティン・リーブスやルカ・ドンチッチなどディフェンスに難がある選手が多く、他の選手がオーバーヘルプ気味となってしまう。
八村に関しても運動量豊富に動き回りチームの助けになろうと心掛けているが、個人の特徴としてもそうしたディフェンスが得意というわけではない。
3試合ぶりの出場であったこともシュートタッチが良くなかった原因ではあるが、ディフェンスの負担が大きくなっている点も大きく影響しているといえるだろう。
シーズン序盤はコンスタントに15得点前後を挙げていた八村だったが、12月に入ると2日のサンズ戦で今シーズン初となる無得点、12月15日のサンズ戦が3得点、そして本日行われたロケッツ戦で無得点とオフェンスで貢献できないケースも増えてきている。
確かにドンチッチがオフェンスの主軸であり八村のシュートチャンス自体はそれほど多くはないが、それでも以前は少ないチャンスを高確率の3ポイントや2ポイントのジャンプショット、ゴール下で存在感を高めてきた。
ドンチッチとレブロン、そしてリーブスとディフェンスに難がある選手が多く、そしてオフェンスはドンチッチに偏った形となることから、今後も八村にとって難しい展開が続くだろう。(とはいえ能力の高い選手が多いことからレイカーズのプレーオフ進出の可能性は高いが)
このままでは、その実力を十分に発揮できずにキャリアの全盛期を過ごすことになってしまう。
果たしてレイカーズはこの状況を立て直すことができるのか。
そして八村はかつての得点力を取り戻すことができるのか、注目だ。
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