河村勇輝がGリーグで27得点6アシストと大暴れ!課題の3Pは不発もミドルレンジが冴える
河村勇輝(写真:AP/アフロ)
12月20日(日本時間)、NBAの下部リーグにあたるGリーグにて「メンフィス・ハッスル対ウィンディシティ・ブルズ」の一戦が行われた。
試合は惜しくも104-109でハッスルが敗れたが、PGでスターターとしてプレーした河村勇輝は27得点6アシスト5リバウンド2スティールと大活躍だった。
課題の3Pは改善できずもミドルレンジは得意の得点パターンに
172㎝の河村勇輝は、常にマーカーとミスマッチとなるウィークポイントを持ってる。
こればかりは身体的な違いであり、努力では埋めることができない問題だ。
しかし、持ち前のテクニックと広い視野、スピード、そして気持ちの強さを武器に2WAY契約を勝ち取った。
夢見ていたNBA選手にはなれたが、河村は当然ながらさらに上を目指している。
現状グリズリーズでは戦力としてカウントされず、「ガベージタイム(勝敗がほぼ決まった残り時間)」のみの出場となっている。
将来的にはグリズリーズで2番手のPGとしてプレー時間を伸ばすか、他のチームに戦力として移籍しプレー時間を伸ばすかのどちらかを実現させたいところだ。
グリズリーズの試合に帯同しない時には、下部リーグにあたるGリーグでプレーしているが、ここではさすがの実績を残している。
ブルズ戦でも、PGとしてプレーしながら27得点を挙げ、アシストも6(チームメイトが決め切れない場面が多かったため2桁アシストがついても良い試合だった)で、なんとリバウンドも5という数字だった。
課題となっている3Pは5本すべて外してしまうなど相変わらず大きな弱点のままだが、代わりにミドルレンジのショットは高確率で決め切れるようになっている。
FG%は18本中11本成功の61.1%と見事な数値となった。
ミドルレンジでは明らかに自信を持ってシュートに持ち込んでおり、完全に得意のシュートパターンとしてモノにした感がある。
さらに第3クオーターには見事なアリウープパスを決めるなど、華のあるプレーも魅せた。
グリズリーズでプレータイムを伸ばすためには、3Pの精度を高めることは必須だが、ミドルレンジという強みを手にした河村は、確実に選手として成長を遂げている。
今後の河村のプレーにも注目だ。
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