河村勇輝（写真：AP/アフロ）
10月23日に開幕するNBAだが、男子バスケ日本代表の河村勇輝（23）がグリズリーズのロスターに入れるかが日本では話題となっている。
プレシーズンでのセンセーショナルな活躍によってアメリカ国内でも話題となっている172㎝のPGは、日本人4人目のNBAプレーヤーまであと少しのところまで近づいている。
ピッペンJrが本契約を結んだことで河村にチャンス到来
プレシーズンマッチの4試合で確かな爪痕を残している河村だが、開幕を1週間後に控えたこの時期に追い風となる出来事が起こった。
グリズリーズと2WAY契約を結んでいたスコッティ・ピッペンJrがグリズリーズと本契約を交わしたのだ。
この出来事によってグリズリーズの2WAY契約の枠に1つ空きが出ることになり、その枠を河村が勝ち取る可能性が浮上した。
現在グリズリーズのPGはエースのジャ・モラントと今回本契約を結んだピッペンJrの2人がいる。
NBAのMVPを獲得したこともあるデリック・ローズが引退を発表したため、PGは手薄なポジションであるといえる。
守備職人と称されるマーカス・スマートも在籍しているが、怪我明けであり、SGもこなせることから河村を第3PGとして考える可能性も十分にありえる。
河村は上背こそないが、ゲームコントロールとアシスト能力はジャ・モラントやピッペンJrと引けを取らず（上回っているといっても過言ではない）、グリズリーズにとって貴重な戦力となりえるだろう。
22日に発表されるロスターに河村の名前はあるか
グリズリーズは19日（日本時間）にプレシーズン最終戦（ヒート戦）を終えると、24日に開幕戦となるジャズ戦を迎える。
22日には開幕ロスターが決定するわけだが、そこに河村の名前が入る可能性もあるわけだ。
仮に2WAY契約を勝ち取れたとしても、ジャ・モラントとピッペンJrの壁は相当厚いため、プレー時間が与えられる機会は非常に少ないだろう。
ただし、NBA挑戦1年目でNBAの舞台で少しでもプレー出来れば、想定以上の結果だといえる。
果たして河村はグリズリーズで2WAY契約を勝ち取ることができるのか。
確率を1％でも上げるべく、19日のヒート戦で最後のアピールを成功させたいところだ。
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