八村塁、NBAトップクラスのミドルと3ポイントで好調レイカーズをドンチッチ&リーブスと共に牽引

八村塁(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

八村塁(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
11月11日、NBA「シャーロット・ホーネッツ対ロサンゼルス・レイカーズ」の一戦が行われ、111-121でレイカーズが勝利した。

ルカ・ドンチッチが38得点と大活躍したが、開幕から全試合スターターで出場している八村塁も21得点を挙げチームの勝利に貢献した。

レブロン不在もチーム状態は上向きのレイカーズ

坐骨神経痛のため開幕から欠場が続いている「キング」ことレブロン・ジェームズだが、彼が不在であってもレイカーズはウェスタンカンファレンスで4位につけている。(8勝3敗)

エースのドンチッチがオフェンスの軸となっているのは当然のことだが、オースティン・リーブスや八村塁、今シーズン加入した213㎝のディアンドレ・エイトンらも安定したプレーを続けており、さらにはこちらも今シーズン加入した守備職人のマーカス・スマート、期待の若手選手であるラレイビアなど、かなりバランスの良いチーム編成となっている。

八村塁もチームから絶大な信頼を勝ち取っていて、2シーズン連続で13点台だった得点も11試合消化時点で16.3得点と大幅にUPしている。

昨シーズンはコーナースリーでの得点が目立ったが、今シーズンは3ポイントだけでなくミドルショットも積極的に狙っている。

FG%も昨シーズンは50.9%だったが、今シーズンは58.6%と大幅に上昇している。

さらに3ポイント成功率は52.4%で、昨シーズンの41.3%を大きく上回るだけでなく、NBA全体でも5位に入るハイアベレージとなっている。

怪我やコンディション不良などが起きなければ八村にとって最高のシーズンになるかもしれない。

レブロン復帰後の八村の役割はどうなる?

好調を維持するレイカーズだが、レブロンが近々復帰する予定であり、チーム編成が変化することになるだろう。

リーブス、ドンチッチ、八村塁、スマート、エイトンの5人がスターターでプレーする形が最もバランスが良いが、レブロンがスターターを外れる可能性は低い。

可能性として高いのはスマートの代わりにレブロンがスターターとなる選択肢だが、そうなればオフェンス時の八村のシュートチャンスは間違いなく減るはずだ。

チームとしてそれで好調が維持できれば良いが、もしもチーム状態が悪化すれば難しい問題を抱えながらシーズンを戦い続けることになる。

八村についても現在よりも得点が低くなることでオフェンスリズムを崩すことになるかもしれない。

果たしてレイカーズと八村の好調はこのまま続いていくのか。

今後の試合に注目だ。