バスケットボールのトラベリングと「ゼロステップ」の仕組み
ゼロステップを応用したテクニック
ゼロステップを使ったテクニックはいくつかありますが、その中でも特に使えるのが以下のステップとなります。
ハーデンステップ
ドリブルで相手をかわす際にクロスオーバーした後の最後のステップで更に逆を突くのが「ハーデンステップ」です。
1歩目の方向と逆側に2歩目を進めるので、非常に止めるのが困難なステップとなっています。
スピンターン
スピンターンもバスケットの試合で良く使うテクニックですが、ボールを掴んだ瞬間がゼロとなるので、1歩目でスピンをして2歩目で後ろ側にステップすることでフェイダウェイシュートを打てるようになります。
センターやパワーフォワードなどゴール下でプレーする機会が多いポジションの人はもちろん、スモールフォワードやシューティングガードなども活用できるテクニックだと言えます。
ステップバックシュート
ゼロステップが適用されたことで特に注目されているテクニックが「ステップバックシュート」です。
NBAのジェームズ・ハーデン選手が多用することでも有名なステップバックシュートは、一見すると「トラベリングじゃない?」と思ってしまいます。
しかし、新しく適用されたゼロステップをしっかりと守りながら行うプレーなので、もちろんファウルではありません。
相手ディフェンスから一歩後方に体をずらしてシュートが打てるので、ブロックされるリスクを大きく減らすことができるのです。
高いバランス感覚が必要ですし、そこからのシュートを習得するのはかなりの練習が必要となります。
もしもこのテクニックを習得できれば、少しくらいの身体能力の差は気にならないほどのオフェンス力となることでしょう。
まとめ
今回は、バスケットボールのトラベリングと「ゼロステップ」の仕組みについて解説してきました。
「ボールを持った状態で3歩以上歩いてはいけない」、「軸足がズレてしまってはいけない」というのがトラベリングのルールとなります。
ただし、近年改正された「ゼロステップ」を理解していないと、頭が混乱しプレーに支障をきたしてしまうので、しっかりとゼロステップの仕組みも理解しておきましょう。
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