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ウエストブルックの未来は“厄介者”?元同僚が辛辣意見「ロースターに入れたいと思うヤツは誰もいない」<DUNKSHOOT>

昨季まではリーグ有数の司令塔だったウエストブルックだが、今季は評価が急落。33歳の元オールスターは窮地に立たされている。(C)Getty Images
ロサンゼルス・レイカーズのラッセル・ウエストブルックは、前人未到の平均トリプルダブルを4回達成するなど、攻撃的ガードとして現役トップクラスの実績を誇る。

しかし、今季は新天地でアジャストに苦戦して株を落としており、たびたび批判の対象となってきた。現役時代に彼と共闘し、引退後はアナリストとして人気を博すケンドリック・パーキンスは、“厄介者扱い”をされる未来を予想している。

2008年のNBA入り後、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ワシントン・ウィザーズでプレーし、今季から名門レイカーズの一員となったウエストブルック。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、カーメロ・アンソニーらタレント揃いの陣容の中でアジャストできるかが注目されたが、強引なプレースタイルやアウトサイドのシュート力不足で、チームの成績不振の槍玉に上がった。

ここまでレギュラーシーズンは1試合を欠場したのみで、チーム最多の70試合にスタメン出場しているが、平均18.0点は2009−10シーズン以来ワーストの数字。レイカーズ自体がウエスタン・カンファレンス9位タイ(30勝41敗)に沈んでいるため、シーズン途中には、ベンチスタート降格の可能性さえも指摘されたほどだった。
来季の契約が4700万ドル(約56億円)のプレーヤーオプションということもあって、早くも去就に注目が集まるなか、パーキンスは、米スポーツ専門局『ESPN』の番組「Sports Center」で、ウエストブルックに厳しい見解を突き付けている。

「俺はインサイダーじゃないが、リーグのゼネラルマネージャー(GM)たちとはそれなりに関係がある。来季のロースターにウエストブルックを入れたいと思うヤツはたぶん誰もいない。ラスの才能の問題じゃない。彼のゲームは今、衰えている。昔のラスじゃないことは理解しないといけない。多くのGMは、彼が役割が経るのを拒むのではないかと恐れている。だから、チャンスを与えることも自重するだろう」

パーキンスの推察では、33歳のウエストブルックにとって2022−23シーズンは残りのキャリアを占ううえで、重要な意味を持つという。

「ほとんどの人は、この2年間でシックスマンとして学習したカーメロ・アンソニーを呼ぶだろう。ラスはチームの第3、第4オプションにならないといけないが、彼がそうする意思があるのかは読み取れない。問題なのは、彼はリーグでもトップクラスの高給取り(来季はリーグ4位の4700万ドル)だということ。プレーヤーオプションを行使したとしても、その翌年にはミニマム契約になったとしても不思議はない。だから、来季はラスにとってすごく重要で、気を付けないといけない。GMたちはラスに関わるのを恐れるだろう」

レイカーズ移籍で株を落としてしまったウエストブルックだが、来季、そして2023−24シーズンはどのチームでプレーすることになるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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