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「あれにはイライラした」隔離でリズムを狂わされたレブロンが憤り「4日間もボールを触れなかった」<DUNKSHOOT>

11月末は好調だったレブロン。しかし隔離により、リズムを狂わされてしまったようだ。(C)Getty Images
開幕前には優勝候補の最右翼と目されながらも、ここまでウエスタン・カンファレンス8位(12勝12敗/勝率50.0%)と一向に調子の上がらないロサンゼルス・レイカーズ。不調の理由は様々考えられるが、そのひとつが大黒柱レブロン・ジェームズの欠場の多さだろう。

ここまでレブロンは12試合に欠場し、その間チームは5勝7敗と負け越し。とりわけ11月は腹部の故障やフレグラントファウル2の宣告による出場停止処分、さらに新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りによって、6試合しかコートに立てなかった。

特に、現地11月30日(日本時間12月1日、日付は以下同)のサクラメント・キングス戦を欠場する原因となった安全衛生プロトコル入りについて、結果は擬陽性だったためロサンゼルス・クリッパーズとの翌戦から復帰できたものの、レブロンは「サクラメントへ行く前、俺は本当に、凄くいいリズムにあった。だが、あれにはイライラした。股関節と腹部の痛みとも付き合っているが、あの擬陽性が俺のリズムを取っ払ってしまった」と明かし、さらにこう続けた。
「4日間も続けてバスケットボールに触れず、コート上で何もできなかったんだ。俺は一日一日、どれだけ時間をかけて(バスケを)やってきたかわかっている。それが試合に向けて必要だということもね。でも、こうしてコートへ戻れたのは良かった」

レブロンは11月24日のインディアナ・ペイサーズ戦から3試合連続で30得点以上を残していたが、プロトコル入りによる隔離から復帰した12月3日のクリッパーズ戦は23得点にとどまり、チームも敗北。自身のリズムを狂わされたことに、憤りを感じていたのだろう。

だが、こればかりはリーグの規定だけに、どの選手も従わなければならない。この鬱憤を晴らす矛先があるとすれば、やはりコート上だろう。レイカーズを勝利へと導くべく、レブロンが高いモチベーションを保って大爆発する日が、近いうちに訪れるかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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