ロケッツのウォールに今季全休の可能性が浮上。開幕前からトレードを模索も高額契約がネックに<DUNKSHOOT>
ヒューストン・ロケッツのジョン・ウォールが、今シーズンを全休する可能性が浮上している。
現地時間11月10日、デトロイト・ピストンズ対ロケッツ戦の中継に出演した『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、ウォールについて「(今季プレーしない可能性は)ますます高まっている」とレポートした。
昨季開幕前の12月にラッセル・ウエストブルックとのトレードでロケッツへ加入したウォールは、40試合に出場して平均20.6点、6.9アシストをマーク。アキレス腱断裂から2年ぶりの復帰となったシーズンで上々の成績を残した。
ところが、ロケッツは17勝55敗でリーグ最下位に沈み、再建に舵を切ることに。ウォールはそんなチームと話し合いの上、今季は開幕からコートには立たず、トレードを模索する道を選択していた。
ウォジナロウスキー記者は「ウォールがロケッツでプレーする予定はないし、NBAのどのチームでもプレーしない可能性が高まっている。なぜなら、彼の契約はあまりにも高額だからだ」と言及。
現在31歳のウォールの今季の年俸は4431万ドルで、来季が4737万ドル。来季の契約はプレーヤーオプション(契約を続けるか選手が決定する権利を持つ)だが、ウォールが契約破棄を選ぶ見込みは薄い。となると、2年で9000万ドル以上の超高額契約を残すことになり、トレード相手を見つけるのは極めて困難な状況になっている。
現在、試合には出場していないものの、チームには帯同し、コートサイドで若手の奮闘を見守っているウォール。かつてリーグ随一の実力を誇ったベテランガードは、今季を棒に振ることになるのか、それとも獲得に名乗りを上げるチームは現れるのか。その動向が注目される。
構成●ダンクシュート編集部
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