
ついにこのときが来た。
初の3x3観戦。
しかも舞台は、私の地元・大阪で開催されるプレーオフ。
初の生観戦に、これほど最適な試合はないだろう。
見どころも、リーグ広報の小林さんにたっぶり聞いて予習済み。
>>「去年の決勝カードが予選で実現」「史上初の海外勢優勝もあり得る」リーグ広報が語る「3x3.EXE PREMIER 2025 PLAYOFFS」見どころ【前編】
>>「初の大阪開催の理由は...」リーグ広報が語る「3x3.EXE PREMIER 2025 PLAYOFFS」見どころ【後編】
いざ、行かん。3x3.EXE PREMIER 2025 PLAYOFFSへ。
予備予選からアツすぎた!!
やってきました、グラングリーン大阪。
大阪一の繁華街・梅田のど真ん中に緑地公園を作るという、常識離れした発想で誕生したこの施設。
来るたびにその景観に圧倒され、「ほんまええもん作ったなぁ」と毎回感心している。
だが、今日はいつも以上に興奮している。
なぜなら、そのグラングリーンに3x3のコートができているからだ。
(単純にすごくない?)
ちなみに、今日はプレーオフ初日のため、最後の本選出場チームを決める予備予選からスタートした。
で、この予備予選がマジでアツかった。
オープニングゲームは、EPIC.EXE(エピック エグゼ)対HOKUSO RHINOS.EXE(北総ライノス エグゼ)。
リーグ広報の小林さんから「実力は拮抗している」と教えていただいていた通り、本当に接戦だった。
試合終盤までほとんど点差が付かない状況が続いたが、最後はEPIC.EXEが21点を取り切って勝利。決定戦へ駒を進めた。
バスケ素人ながらも両チームのプレーレベルの高さは十分に分かったし、なによりやっぱり、選手との物理的な距離が近いから迫力がめちゃすごい!
1試合目にして、私はがっつり心を掴まれた。
感動に身を震わせていると、すぐさま2試合目がスタート。2試合目では、IRISPARTNERS AICHI.EXE(アイリスパートナーズ愛知 エグゼ)とESDGZ OTAKI.EXE(エスディージーズオオタキ エグゼ)がぶつかった。
この試合も接戦ではあったが、途中からIRISPARTNERS AICHI.EXEが主導権を握る時間が増えていき、徐々に点差ができていった。
そして最後はIRISPARTNERS AICHI.EXEが21点を取り切ってESDGZ OTAKI.EXEをノックアウト。決定戦に進出した。
ちなみに、この試合ではESDGZ OTAKI.EXEが2m越えの外国人(ジージオ・ベイン選手)をゴール前に配置して、とりあえず彼にボールを集める戦術を取っていたように見えた。そういったわかりやすい戦術の違いが見えると、素人としても「なるほど」「面白い」と思えるので、そこも3x3のいいポイントかもと思った。
3試合目は、TOKYO DIME.EXE(東京ダイム エグゼ)対TRYHOOP OKAYAMA.EXE(トライフープ岡山 エグゼ)。
この試合は、TOKYO DIME.EXEの西畝優選手が2ポイントを決めまくっていて、シンプルに見ていて面白かった。
「そんなシュート入るん!?」と思うようなシュートもバンバン決めていて、ただただ「すげえなぁ」という感想しか出てこなかった。(語彙力)
一方、TRYHOOP OKAYAMA.EXEは外国人選手を2人起用しているからこその、ダイナミックなプレーが印象に残った。
最終的に試合はTOKYO DIME.EXEが17-14で勝ったものの、本当にどっちが勝ってもおかしくない試合だったと思う。
そして、予備予選1回戦ラストのSHINAGAWA CC WILDCATS.EXE(品川CCワイルドキャッツエグゼ)対 BEEFMAN.EXE(ビーフマン エグゼ)の試合。
この試合は、SHINAGAWA CC WILDCATS.EXEの伊藤尚人選手が別格だった。
小林さんから「チームの中心的存在」と話は聞いていたが、ドリブルもパスもシュートも、すべて上手い。完全に試合を支配していた。
BEEFMAN.EXEも伊藤大和選手を中心に奮闘していたものの、やはりSHINAGAWA CC WILDCATS.EXEがチーム力で上回っている感じがあり、試合も22-10という大差でSHINAGAWA CC WILDCATS.EXEで勝利した。
そして、予備予選決定戦では、EPIC.EXE対IRISPARTNERS AICHI.EXE、TOKYO DIME.EXE対SHINAGAWA CC WILDCATS.EXEが対戦した。
両試合とも僅差ではあったが、EPIC.EXEとTOKYO DIME.EXEがそれぞれ勝利し、見事本戦出場権を獲得した。
予備予選から本当アツい試合ばかりで、めちゃくちゃ満足感が高まっていたのは決して私だけではなかっただろう。
そして、全体を通して感じたのは、「とにかく攻守の入れ替わりが速い!」ということ。
ゴールを決めた直後からリスタートするから、ゴールの1秒後に相手チームがゴールを決めるなんて展開も珍しくなかった。
しかも、展開が速いうえに競技時間が10分しかないから、観ていて飽きない。というか、飽きる要素が見当たらない。
これはかなり面白かった。
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