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吉田正尚、ガーディアンズ戦5打数1安打も依然ア・リーグ打率トップ3以内キープ!

写真:吉田正尚(提供:写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
6月9日、メジャーリーグ「ガーディアンズ対レッドソックス」の一戦が行われ、10-3でガーディアンズが勝利した。

吉田正尚はこの試合2番レフトで先発出場し、5打数1安打だった。

チームは大敗し吉田個人としても1安打のみとなったが、過去6試合で9安打を放っており、シーズン打率.315と好調を維持している。

メジャー初挑戦ながら打率トップ3に入る活躍を見せる吉田

吉田正尚といえば、日本プロ野球時代からパ・リーグ屈指の安打製造機として知られており、首位打者も2度獲得している。

6年連続打率3割以上という実績を引っ提げて今シーズンからメジャーリーグに挑戦しているが、当初はこれほど活躍するとは思われていなかった。

それもそのはず、172㎝と小柄で、29歳と決して若いとは言えない年齢だったからだ。

30歳手前の年齢で野球の質がまったく違うメジャーリーグに挑戦し活躍するなど、なかなかできることではなかったため、「初年度は.250くらい打てれば良いのでは」といった予想も多かった。

しかし、吉田はそんな懐疑的な声を実力で黙らせていった。

「WBCの打点王」といった実績を引っ提げてシーズンインしたことにより、注目度も高かったが、4月にいきなり4本の本塁打を放ち「小さくともパワフルな日本人選手」というインパクトを残した。

その後若干打てなかった時期もあったが、5月以降はその頃よりも右肩を入れず抑えるようにバットを振っている。

コンパクトな振りで空振りが少ないため、メジャーの実力派投手に対してもほとんど三振をしない。

オープンスタンスに変えることで打率も一気に上昇し、5月単体の打率も.347と好調となっていった。

その分本塁打数は4月の4本から2本へと半減したが、打者としての怖さは明らかに増していると言えるだろう。

6月に入ってからもマルチ安打が多く、打率は.315でア・リーグの首位打者争いに加わっている。

大谷翔平にも言えることだが、そろそろWBCに参加したことによる疲労の蓄積が表面化する可能性がある。

例年であれば夏前あたりからさらにギアを上げてくる吉田だが、果たして今季も調子を上げていくことができるのか。

今後も小さな侍の首位打者を目指す戦いに注目していこう。

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