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吉田正尚、5号&安打で打率3割間近 メジャー挑戦1年目ながらリーグ屈指の打者に

写真:吉田正尚(提供:写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
5月3日、メジャーリーグ「レッドソックス対ブルージェイズ」の一戦が行われ、7-6でレッドソックスが勝利した。

6番指名打者で先発した吉田正尚は、5号本塁打とレフト前安打を放ち、打率を.298に上げた。

メジャー挑戦1年目にして、リーグ屈指の成績を残している。

12試合連続安打で打率、打点で大谷翔平を超える

173㎝の小柄な日本人が、メジャーリーグの舞台で躍動している。

ブルージェイズ戦の4回、1打席目をセカンドごろに仕留められていた菊池雄星の5球目のストレートを強振し、右中間スタンドにボールを運んだ。

大谷のムーンショットよりも高い43度の角度で舞い上がった打球は、美しい軌道でスタンドに飛び込んだ。

恒例となった金色のダンベルセレブレーションは、もはや見慣れた光景となってきている。

吉田は続く5回にもザック・ポップからレフト前安打を放ち、マルチ安打を達成した。

これで打率、打点共にトップ20以内にランクインし、本塁打も5本打っている。

最早アメリカンリーグ屈指の打者といっても過言ではないだろう。

WBCの活躍とメジャーリーグの開幕からの成績によって各球団からマークされているにもかかわらず成績を残せるのは、さすが吉田と言わざるを得ない。

この試合の本塁打と安打で記録を12試合連続安打に伸ばしている。

吉田正尚の気負わないスタンスが好成績を生んでいる

吉田正尚は、強心臓の持ち主であり、大舞台であっても気負うことはない。

WBCという舞台で大活躍できたのも、その精神的な強さがあったからだと言えるだろう。

11試合連続安打を記録した際には、「コースに逆らわずに打てている」と自己分析している。

メジャー1年目の24試合経過時点にもかかわらず自然体で打てているのは、吉田の精神力の高さゆえだろう。

ルーティーンや時間配分など、ホームではかなり慣れてきているため、後はロードで感覚を掴むことができれば、さらに成績を上げていけるはずだ。

打率も.298と上向きになっており、今の調子を維持できれば、打率でトップ5に食い込んでくる可能性もある。

果たして吉田は連続試合安打をどこまで伸ばしていくのか、注目しよう。

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