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山本由伸(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「MLB」2シーズン目のドジャース山本由伸が期待できる理由

山本由伸(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
佐々木朗希の加入の可能性や大谷翔平の二刀流復活など来シーズンも大きな話題を日本のファンに提供してくれそうなドジャースだが、最も良い結果を残すのは山本由伸になるかもしれない。

昨シーズン途中に負傷による離脱を経験し7勝2敗に終わった山本だったが、ポストシーズンではパドレス戦(第5戦)で5回無失点、ワールドシリーズでのヤンキース戦(第2戦)で7回途中1失点と好投し大型契約が間違っていなかったことを証明した。

そんな山本は、2年目でさらに進化し結果を残す可能性を秘めている。

MLBを「経験」したことで得られた自信が2年目の山本を躍進させる

日本野球界では3年連続投手4冠や沢村賞受賞など圧倒的だった山本も、初挑戦となるMLBでは苦戦を強いられた。

開幕2戦目で初登板した山本は1回でKOされた。(被安打4、2四球、5失点)

その後は修正に成功し持ち直したが、レギュラーシーズン全体でみると初回の防御率が6.00と立ち上がりの悪さが目立った。

2回、3回もそれほど調子が上がらず、1回~3回の3イニングの防御率は4.76と「立ち上がりの悪い投手」といったイメージを持たれるほどだった。

しかし、4回以降は抜群の安定感を見せていたのも確かだ。

そうした経緯を踏まえれば、いかに来シーズンは立ち上がりの悪さという課題を克服できるかがポイントとなるだろう。

また、捕手によって成績に違いが出たというのも乗り切れなかった要因といえるだろう。

ウィル・スミスとのバッテリーでは防御率3.77と結果が出なかったが、バーンズとのバッテリーでは1.29と最高の結果を残せている。

こうした「立ち上がりの悪さ」や「ウィル・スミスとのバッテリー問題」などを改善できれば、2桁勝利はもちろん、15勝以上挙げ最多勝利やサイヤング賞受賞の可能性も出てくるはずだ。

1シーズンMLBを経験した山本であれば、ドジャース陣営と話し合いキャンプ中に課題に取り組み改善させることができるだろう。

「経験」を手にした山本が無双する可能性も十分にある。

昨シーズン失敗に終わった初登板を良い形で乗り切れば、勢いに乗れるのではないだろうか。

大谷翔平も投手解禁となる来シーズンは、ドジャースの打線爆発だけでなく投手陣の活躍も増えそうだ。

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