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山本由伸(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「ワールドシリーズ」第2戦もドジャースが勝利!山本由伸が圧巻のピッチングで日本人2人目の勝利投手に

山本由伸(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
10月27日、ワールドシリーズ第2戦「ドジャース対ヤンキース」の一戦が行われ、4-2でドジャースが勝利した。

第1戦をフレディ・フリーマンの劇的満塁サヨナラ本塁打で勝利したドジャースは、この日もヤンキースに勝利しワールドシリーズ2連勝となった。

この試合に先発した山本由伸はヤンキースのソトにソロ本塁打を浴びたものの、その後完全に復調し勝利投手となった。

失投は1球のみ!山本由伸が圧巻のピッチングで勝利投手に

先発を任された山本由伸は、コントロールに苦しみながらもヤンキースの強打者たちを抑えていく。

3回にソトにソロ本塁打を打たれたが、テオスカー・ヘルナンデスとフリーマンの本塁打で3点を追加した後の4回をしっかりと抑えた。

ここでヤンキースに1点でも取られれば、追撃の雰囲気を持たせてしまうだけに、派手さはなかったがこの試合の大きなターニングポイントであったといえるだろう。

3者凡退に抑えたことで完全にドジャースペースとなったわけだが、山本は5回も3者凡退に抑え勝利投手の権利を手にする。

打たれた安打はソトの本塁打のみと、試合中盤以降はコントロールも冴えわたり、ドジャース有利の流れを作った。

6回にはスプリットがさらに冴え、ジャッジを三振に斬るといつも冷静な山本も雄たけびを上げた。

身体と心がベストな状態に達していることは誰の目から見ても明らかだった。

自身初挑戦となるMLBで、さらには初年度からワールドシリーズという大舞台に立った山本は、素晴らしい結果を残した。

7回、スタントンを打ち取り投球数が86球に達したタイミングで山本はマウンドを下りた。

日本人3人目となるワールドシリーズの先発を最高の形で終えた山本は、第6戦でも先発する予定となっている。

ドジャースは2連勝も大谷の負傷が気がかりに

この試合の大谷翔平はどこか覇気が感じられないプレーを続けていた。

3打数無安打で迎えた4打席目では死球を選びこの日初めて出塁するが、盗塁を試みた際に左腕(もしくは左肩)を打痛めて途中交代となった。

ドジャースは2連勝とシリーズ自体はかなり有利にはなったものの、今後の試合を大谷抜きで戦うとなればより難しいワールドシリーズとなるだろう。

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