国内ラストイヤー濃厚の山本由伸、11奪三振で今季16勝目を挙げ3年連続投手4冠の可能性高まる!
写真:山本由伸 (AP/アフロ)
今季はWBCを戦った侍ジャパンの選手たちが次々にコンディションを崩していったが、山本由伸は違ったようだ。
10月2日、プロ野球「オリックス対日本ハム」の一戦が行われ、3-0でオリックスが勝利した。
この試合で先発投手としてマウンドに上がったオリックスの山本由伸は、11奪三振を含む無失点で7イニングを投げ切り今季16勝目を挙げた。
3年連続4冠達成濃厚、オリックスのローテーション管理が冴えた
メジャーリーグでは大谷翔平、プロ野球では佐々木朗希など今季途中で怪我で離脱したスター選手が多い中、山本由伸はここまで大きな怪我無くローテーションを守ってきた。
オリックスは山本を酷使することなく、中6日を基本としてコンディションによっては中7日以上空けた時もあった。
山本も、「コンディション良く1年できたのが良かったです。監督はじめコーチに良い管理をしていただいて感謝しています」と述べるなど、オリックスのローテーション管理は素晴らしかったといえるだろう。
この日本ハム戦の勝利で16勝となり、最多勝が確定した。
多少球数は多かったものの球のキレは良く、自己最速タイの159キロも初回に記録した。
最多勝、防御率、奪三振、勝率と投手4冠も濃厚となり、もしも実現させれば驚異の「3年連続投手4冠」となる。
来シーズンはメジャーリーグに挑戦か
これほど日本プロ野球で結果を残し、やり切った感がある山本。
今シーズン終了後にはメジャーリーグ挑戦が濃厚といえるかもしれない。
しかし、日本では無双状態だった山本も、メジャーで通用するかは未知数だ。
その実力に疑いの余地はないが、体のサイズ的にメジャーリーグで戦うには厳しいといった見方もできる。
これまでメジャーで結果を残してきた日本人投手は、大谷翔平193㎝、ダルビッシュ有195㎝、田中将大188cm、上原浩治187cmなど全員一定以上のサイズとなっている。
178㎝とかなり小柄である山本がメジャーで通用するかどうかは不透明なのだ。
それでも上昇志向の強い山本はチャレンジすることだろう。
果たして山本はメジャーリーグに移籍することになるのか、投手4冠達成と共にその動向に注目しよう。
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