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佐々木朗希、WBCの悔しさを晴らす圧倒的ピッチング、7回無失点で3勝目、防御率はいまだ0.00

写真:佐々木朗希(YONHAP NEWS/アフロ)
WBCを経て佐々木朗希はさらに凄い選手に成長を遂げたようだ。

4月21日、パリーグ「ロッテ対ソフトバンク」の一戦が行われ、3-2でロッテが勝利した。

この試合に先発した佐々木朗希は7回を無失点に抑え、無傷の3勝目となった。

佐々木朗希対策を行ったソフトバンク打線も「0」に抑える

160キロを超えるストレートは、プロといえどもそう簡単に打てるものではない。

ソフトバンクの牧原大成と増田珠は、佐々木のストレート対策としてフリー打撃で打撃投手に2メートルほど近づき練習を行った。

結果を先に言えば、牧原はなんとか7回に佐々木のストレートを打ち返しヒットを放てたが、増田に関しては2打席とも佐々木に抑えられた。

対策を行ったところで、2人で5打数1安打の.200しか打てなかったわけだ。(佐々木相手に.200は上出来と言えるかもしれないが)

WBCではその才能の片鱗を見せたが、準決勝のメキシコ戦では4イニング3失点と悔しい結果となった。

しかし、その経験は佐々木をさらに成長させたようだ。

2試合連続無失点で迎えたこのソフトバンク戦だったが、打たれた安打はわずか3つで、7回を無失点で抑えてみせたのだ。

最速は7回に投げた164キロ。

ストレートを中心に、キレのあるフォークとスライダーで次々にソフトバンク打線を抑えていった。

奪三振こそ2ケタには届かず8となったが、この試合の無失点で「開幕から20回連続無失点」という異次元の数字を叩き出している。

その20回の中で打たれた安打はわずか「5」となっている。

この勢いが続けば、2年連続投手4冠の山本由伸からすべての個人タイトルを奪うことも可能かもしれない。

それほど心と体の状態はベストに近いと言えるだろう。

さらなる高みを目指して反省を口にした佐々木

圧巻のピッチングを披露したソフトバンク戦だったが、佐々木本人はこの成績を残しながらも反省を忘れなかった。

「フォークはそれほど良くなかった」

もしもフォークのキレと制球のレベルがもう一段階高ければ、2ケタ奪三振も取れていたのだろう。

次回の登板までの課題と言えるかもしれない。

はたして佐々木の無失点投球はいつまで続くのか、その投球から目が離せない。

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