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鈴木誠也,WBC

WBC出場辞退となった鈴木誠也の無念が侍ジャパン優勝のきかっけとなる可能性

写真:鈴木誠也(AP/アフロ)
左脇腹腹斜筋を痛めていたカブスの鈴木誠也のWBC辞退が決定した。

このニュースはWBCの王座奪還を目指す侍ジャパンにとって大きな痛手となるが、もしかしたら逆に侍ジャパン優勝のきっかけとなる可能性もある。

「鈴木誠也のためにも」

そんな想いが侍ジャパンの一致団結に繋がるはずだ。

大谷翔平に出場辞退の連絡をした鈴木誠也

3月1日の午後10時8分。

ついにエンゼルスの大谷翔平が日本に帰国した。

メジャーリーグオープン戦のアスレチックス戦に登板後、すぐに帰国したのだ。

本来であれば、鈴木誠也も大谷と共に帰国する予定だった。

しかし、前述した通り、左脇腹腹斜筋を痛めWBCへの参加を辞退することとなったため、この飛行機に搭乗することはできなかった。

鈴木誠也は、大谷翔平に連絡を入れている。

「行けなくなりました」

それほど多くを語らなかったようだが、その無念さは大谷翔平に確実に届いていることだろう。

そして、その他の侍ジャパンのメンバーにも、確実に届いているはずだ。

優勝するチームには、「負けられない理由」という強い想いがあるもの

スポーツにおいて、大きな大会で優勝するチームには、「強い想い」があることが多い。

2009WBCでの優勝では、不振だったイチローに対して、「このまま終わらせてはいけない」という想いが他の選手にあった。

その想いが決勝進出に結びつき、延長10回のイチローによる伝説のタイムリーが生まれ、優勝となったのだ。

種目は違うが、昨年末に行われたカタールW杯では、「メッシにW杯優勝というタイトルを」という想いが他のメンバーにもあったことで、チームは一丸となり、実際に優勝を果たした。

このように、優勝するチームには、「負けられない理由」があるものだ。

「鈴木誠也のためにも」

この想いが侍ジャパンに芽生えた今、戦力はダウンしたものの、優勝の確率は逆に上がっているのではないだろうか。

ついに大谷翔平が加わった侍ジャパン。

世界一奪還に向け本格的に動き出す。

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