大谷翔平が2025年に復活させる「二刀流」で実現可能な成績とドジャースの起用法
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
MLBは連日FA選手の動向が盛んに報道されているが、ドジャースファンや日本人の野球ファンからすると「来シーズンの大谷翔平の活躍」も気になるところだろう。
肘の手術後1年以上が経過し、来シーズンは再び「二刀流」にチャレンジすることになる。
ドジャースはこのユニコーンをどのように起用し、また大谷は実際にどのような成績を残ることになるのだろうか。
投手と打者のフル稼働の可能性はなし!秋を見据え出場機会をコントロールするはず
2025年7月に31歳になる大谷は、2度の右肘手術を経験もしていることから20代の時のような無理はできないだろう。
ドジャースのロバーツ監督も当然ながら大谷の起用法について熟考しているはずだ。
「(大谷にとって)大事なことは健康状態だと思っている」と語っており、「打席数も少し減ってくるはず」と語っている。
秋(ポストシーズン)を見据えたチーム運営が行われるドジャースにおいては、エンゼルス時代のようなアクセル全開のプレーは確実にできない(させてくれない)だろう。
新シーズンは3月20日に開幕するが、おそらくこのタイミングでは投手としてのプレーはさせないだろう。
4月以降に短いイニングで登板させ、パフォーマンスや登板後の回復度合い、そして打撃への影響などを踏まえたうえで5月以降に起用法を固めていくのではないか。
大谷が二刀流で2025シーズンに実現できる成績とは
大谷は2024シーズンに打率.310、本塁打54、打点130、盗塁59、OPS1.036という異次元の成績を収めた。
しかし、二刀流を本格的に復活させる2025年は残念ながらこの成績を上回る可能性はゼロに近く、項目によっては大幅に低くなるはずだ。
打者としては、「打率.300、本塁打40、打点100、盗塁30、OPS1.000」という成績が最も現実的な数字だろう。
また、投手としては個人タイトルを争うような1年にはならないだろう。
2度の肘の手術をした投手であり、まずは全盛期の投球にどれだけ近づけるかが注目ポイントになる。
仮に全盛期の95%以上の球速と球種のキレを取り戻せるならば、登板数20、防御率3.30、勝利数10、三振数130といった数字が現実的な目標となるだろう。
果たして大谷は二刀流としてどのような活躍を見せてくれるのか、新シーズンのプレーに期待しよう。
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