
大谷翔平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
10月28日、MLBワールドシリーズ第3戦「ロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズ」の一戦が行われ、6-5でドジャースが勝利した。
これでドジャースはシリーズ戦績を2勝1敗とし、あと2勝すればワールドシリーズ連覇達成となる。
ワールドシリーズ第3戦はMLBの歴史に刻まれる「伝説の試合」に
延長18回にも及ぶ激闘は、間違いなくMLBの歴史に大きく刻まれる試合だったといえるだろう。
ドジャースは2本塁打を含む4本の長打+5四球9出塁と異次元の活躍を見せた大谷翔平を筆頭に、満塁のピンチを乗り切ったカーショー、ワールドシリーズ初登板ながらブルージェイズ打線を抑えた佐々木朗希、エドマンの好送球、4回72球のロングリリーフを成功させたクライン、完投勝利から中1日でブルペンに立ち準備をしていた山本由伸、サヨナラ本塁打を放ったフリーマンなど何人ものヒーローが誕生した。
全選手が消耗し戦力的には大きな差はない
ブルージェイズはこの試合で1番打者のジョージ・スプリンガーがわき腹を痛め離脱。
さらにもう1人の主力であるボー・ビシェットも左ひざを痛め第4戦以降の出場が微妙な状態だ。
第4戦の先発はドジャースが大谷翔平、ブルージェイズはシェーン・ビーバーを予定している。
投手としての実力的には大谷が上回っており、本拠地で行われる試合なだけにドジャース有利で試合が進む可能性は高いだろう。
しかし、それでも戦力的に大差があるわけではない。
第3戦は18回にも及ぶ試合であり、両チーム間違いなく疲労困憊となっているはずだ。
大谷に関しても走塁の際に足を気にするそぶりを見せており、先発投手として5~6回を投げ切れる保証はない。
さらにリリーフではロブレスキや佐々木朗紀、シーハン、エンリケス、クラインを第3戦でしっかりと使っており、第4戦にも登板させるならばコンディション的には万全とは言えない。
ブルージェイズに関してもバーランド、ドミンゲス、バジット、ホフマン、フィッシャー、ラウアー、リトル - カーク、ハイネマンなど多くのリリーフ陣を使っているため万全な投手はほぼいない状態だ。
そういった意味では、どのような展開になるか読めない第4戦となるだろう。
すでに記録にも記憶にも残る活躍をしているワールドシリーズの大谷だが、果たして明日、「投手」としてさらにその名をメジャー史に刻むことになるのか、注目だ。
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