「ワールドシリーズ」亜脱臼で離脱濃厚から一転!ドジャース大谷翔平は第3戦に出場可能か
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
10月26日に行われたワールドシリーズ第2戦は4-2でドジャースが勝利したが、2連勝という結果以上に話題となったのが大谷翔平の負傷だ。
盗塁の際に左肩を亜脱臼してしまった大谷は、当初ワールドシリーズ中の復帰は絶望とみられていたが、なんとヤンキー・スタジアムで行われる第3戦に出場する可能性が出てきている。
スタジアム中が静まり返った大谷の負傷
第2戦の7回に四球で出塁した大谷は、2アウト1塁であったことから盗塁を試みたが、スライディングをした際に左肩を負傷してしまった。
すぐさま駆け付けたトレーナーに肩が外れたことを報告した大谷は、トレーナーに左腕を支えられうつむきながらベンチ奥へと下がった。
ワールドシリーズ独特の盛り上がりは一瞬にして静まり返り、試合終了まで異様な雰囲気は続いた。
本来であればワールドシリーズでヤンキース相手に2連勝すればお祭り騒ぎとなるはずだが、観客も選手もコーチ陣もどこか控えめな喜び方だった。
精密検査の結果待ちも可動域は良好で第3戦に出場する可能性も
大谷の痛がり方からして、「ワールドシリーズの出場は絶望か」と覚悟したファンは多かったはずだが、なんとヤンキー・スタジアムで行われる第3戦に大谷が出場する可能性もあるという。
初期診断で「左肩の亜脱臼」と診断され今後MRI検査を受けることになるが、左肩の可動域には問題なく、チームよりも少し遅れてニューヨーク入りするとみられている。
第3戦は日本時間の29日に行われるが、もしかしたらユニフォーム姿の大谷が見られるかもしれない。
さすがにスタメンでの出場はリスクが高いため、出場したとしてもベンチスタートからの代打となるだろうが、大谷がいつでも代打で出場可能である状態はヤンキースにとっては大きなプレッシャーとなるのは間違いない。
ドジャースにとしては、敵地で行われる3連戦で1勝でもすればワールドチャンピオンにリーチをかけた状態でロサンゼルスに戻れるため、第3戦で大谷を無理して出場させる必要はない。
足首の状態が思わしくないフリーマンを指名打者で出場させることが可能となるメリットもある。
ドジャースの先発は好不調の激しいビューラーであるため、投球内容によって本気で勝ちに行くかある程度余力を残しながら第4戦に臨むのかを決めていくべきだろう。
果たして大谷は第3戦に出場するのか、その動向に注目だ。
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