
大谷翔平(写真:Creative 2/アフロ)
10月26日、ワールドシリーズ第2戦「ブルージェイズ対ドジャース」が行われ、1-5でドジャースが勝利した。
この勝利でドジャースはワールドシリーズの戦績を1勝1敗の五分に戻した。
移動日を挟み10月28日からはドジャー・スタジアムで第3戦、第4戦、第5戦を行うことになる。
戦力拮抗で第7戦までもつれ込む可能性も
戦前の予想では「ドジャース有利」といった声が圧倒的に多かったが、MLBで最もチーム打率の高いブルージェイズはやはり一筋縄ではいかぬ相手だった。
第1戦ではエースの1人であるスネルが打ち崩され、リリーフのシーハンやバンダもブルージェイズ打線に捕まった。
第2戦に関しても山本由伸が初回に無死走者一、三塁というピンチを背負い、3回にも一死走者一、三塁となるなど、自慢の先発陣が通用しないイメージが強くなっていた。
しかし、もはやMLBで5本の指に入る先発投手と言っても過言ではない山本が見事に立ち直り、1失点完投で勝利をもぎ取った。
ドジャース打線はブルージェイズほどではないが相変わらず毎試合4~5点取れるほど安定した破壊力があるため、戦力的にはまさに「五分五分」といったところだ。
2試合を終えて1勝1敗の状態だが、もしかすると第7戦までもつれ込む可能性も十分にありえる。
第7戦までもつれ込めば大谷のリリーフ登板の可能性も
10月28日(日本時間9時~)に行われる第3戦の先発はグラスノー、第4戦は大谷を予定しているドジャースだが、第5戦は再びエースのスネルを起用する可能性が高い。
もしも第5戦で決着が付いておらず敵地で行われる第6戦にもつれ込むならば、再び山本が先発マウンドに上がることだろう。
しかし、この第6戦でも3勝3敗で勝負が付いていないならば、第7戦でワールドシリーズチャンピオンが決定することになる。
先発はおそらくグラスノーになるはずだが、第3戦から中4日であることを踏まえれば、それほど長いイニングを投げさせることはできないだろう。
そこで浮かんでくるベストなアイデアは、「リリーフ大谷」という選択肢だ。
大谷も第4戦で先発する予定であるため、中3日の状態だが、ワールドシリーズという大舞台であることから2番手としてマウンドに上がる可能性もあるだろう。
グラスノーが5回まで投げてくれれば、6回と7回はもちろん、もしかしたら8回まで投げ切ってくれるかもしれない。
9回に新守護神である佐々木朗希がマウンドに上がれば、ドジャースにとって理想的な流れとなるはずだ。
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