大谷翔平、ついに本塁打王獲得で日本人初の快挙達成!今オフFA移籍が濃厚か
大谷翔平(Photo by Diamond Images / Getty Images)
10月2日(日本時間)、メジャーリーグのア・リーグ全日程が終了した。
この結果、エンゼルスに所属する大谷翔平が日本人初となるメジャーリーグ本塁打王(ア・リーグ)のタイトルを獲得した。
シーズン終盤にはジャッジやアドリス・ガルシアなどのライバルたちが本塁打を量産したが、最後まで大谷の本塁打数を抜かすことはできなかった。
シーズン終盤に故障で離脱も快挙達成
右肘内側側副靱帯損傷により、シーズンを早めに切り上げ手術に踏み切った大谷。
本人は満足のいかないシーズンだったかもしれないが、残した数字はどれも圧倒的だ。
・ア・リーグ本塁打王(44本)
・エンゼルスのチーム内MVPに選出
・メジャー移籍後初の打率3割以上(.304)
日本人選手がメジャーリーグの個人主要タイトルを獲得したのは、2001年と2004年にイチロー氏が首位打者を獲得して以来の快挙となる。(2001年には盗塁王も獲得)
大谷は「MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメイト、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」と球団を通じてコメントしている。
今季はこの他にも95打点、OPS1.066、投手として10勝5敗、167奪三振、防御率3.14と圧巻の成績だった。
ユニフォームの売上に関しては、なんとメジャーリーグ全体でトップとなっていて、メジャーを代表する人気選手であることを証明した。
今季はシーズン前からWBC(ワールドベースボールクラシック)があり、侍ジャパンを世界一に導くために全力でプレーするなど、例年よりも負担の大きいシーズンだった。
結果的にその影響もあり故障してしまったわけだが、代わりに手にした栄冠は非常に大きなものとなった。
WBC優勝にMVP獲得、そしてメジャーリーグの本塁打王獲得という結果を踏まえれば、素晴らしいシーズンであったといえるだろう。
今後は長く現役を続けるためにも、今季のように無理をするのではなく適度に身体を休ませながら戦っていくスタンスが求められる。
エンゼルスは9年連続プレーオフを逃す、大谷はFAで移籍か
大谷が所属するエンゼルスはシーズン後半に失速し、73勝89敗でア・リーグ西地区の4位でフィニッシュとなった。
これで9年連続でプレーオフ進出を逃したことになる。
大谷はエンゼルスへの愛情が深いが、今オフのFA移籍が濃厚だと報じられている。
米メディア『CBSスポーツ』では早くも「ドジャースが有力」と報じている。
果たして大谷は来季どこのチームのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。
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