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打撃フォーム改造で打撃絶好調のヌートバー、3試合で9安打の固め打ちでついに打率3割越え

写真:ヌートバー(提供:写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
WBCで一躍人気選手となったラーズ・ヌートバー(25)は、ついに打者としての才能を開花させたようだ。

5月7日(日本時間)に行われた「カージナルス対タイガース」の一戦は、5-6でタイガースが勝利した。

カージナルスは敗れたものの、ヌートバーは1番ライトで出場し、3安打と大活躍。

打撃フォームを改造したことで一気に安打量産モードへと切り替わっている。

大谷翔平との対決後に打撃改造したヌートバー

5月4日(日本時間)に行われたエンゼルスとの対戦で大谷翔平と対戦したヌートバーは、3打席連続三振となるなど個人としては完全敗北に終わった。

怪我で出遅れた今シーズンは、復帰後も打撃が振るわず、打率も低迷していた。

大谷との対戦後、すぐさまヌートバーは打撃フォームを改造。

それまで投手のモーションに合わせて右足を高めに上げていたが、この上げ幅を小さくしたのだ。

この改造で一気にヌートバーの打撃能力はUPした。

5月5日のエンゼルス戦では、5打数4安打と大爆発。

翌5月6日のタイガース戦も4打数2安打で一気に打率を伸ばす。

そして迎えた5月7日のタイガース戦も4打数3安打を放ち、打率はついに3割を超えた。

カージナルス自体は延長10回に競り負け、8連敗と泥沼状態だが、ヌートバー個人としては絶好調モードに突入している。

特筆すべきヌートバーのOPS

出塁率と長打率を足した数値であるOPSは、打者の生産性を把握する上で非常にわかりやすいデータとなっている。

平均はおよそ.720程度なのだが、ヌートバーはこの日の試合後に.862としている。

選球眼が抜群であるため出塁率がよく、打撃も好調であるため、平均的な数値よりも高くなっているのだ。

怪我の影響により規定打席には到達していないが、この数値はナ・リーグトップ25に入る成績だ。

今後さらに成績を上げる可能性もあるため、メジャー屈指の好打者になっていく可能性もあるだろう。

ヌートバーの更なる活躍に期待しよう。

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