ドジャースはリリーフ投手スコット獲得で連覇に向け万全!チームとしてシーズン年間最多勝利も現実的な目標に
デーブ・ロバーツ監督(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
佐々木朗希の獲得で補強終了ではなかった。
1月20日、ワールドシリーズ連覇を目指すロサンゼルス・ドジャースは、パドレスからFAとなっていたタナー・スコット(30)と契約を合意させた。
リリーフ投手として確かな実力を持つスコットを獲得したことにより、完全に穴のない最強チームが誕生したといえるだろう。
先発陣だけでなくリリーフ陣も盤石の体制に
ドジャースと言えば、ブレイク・スネルと佐々木朗希の獲得や大谷翔平やゴンソリンの投手復帰などによりMLB屈指の先発ローテになったことが話題となっているが、リリーフ陣についてもスコットの獲得で強力なスカッドとなった。
マイケル・コペックにエバン・フィリップス、ブレイク・トライネン、アレックス・ベシア、ライアン・ブレイジア、アンソニー・バンダといった優秀なリリーフ投手がおり、夏場以降はブラスダー・グラテロルも復帰予定となっている。
このスカッドにスコットが加わったことで、まさにつけ入る隙がないリリーフ陣が完成となった。
毎試合エース級の先発投手がマウンドに上がり5~6回を投げ、残りの3~4回を強力リリーフ陣がシャットアウトする。
そんな試合が多くみられそうだ。
MLBのレギュラーシーズン最多勝利も現実的な目標に
大谷やムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、テオスカー・ヘルナンデス、マックス・マンシーなどMLB屈指の打撃陣を誇るドジャースが完璧な投手陣を完成させたことにより、ワールドシリーズ連覇も現実的な目標となったわけだが、もう1つ達成の可能性が高くなっていることがある。
それは、「レギュラーシーズン最多勝利」だ。
昨シーズンレギュラーシーズンでもMLBトップとなる98勝を挙げたドジャースだが、新シーズンはより多くの勝利を重ねるかもしれない。
これまでMLBで最も多く勝利したチームは、2001シーズンのシアトル・マリナーズで、116勝を挙げている。(かなり古くなるが1906年のカブスの116勝)
1998年のヤンキースが114勝、1954年のインディアンズが111勝、2022年のドジャースが111勝といったように110勝以上の成績を残せば歴代5位以内に入れるわけだ。
今のドジャースならば、現実的に考えても大いに可能性があるといえるだろう。
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