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トラウト&レンドーンの復帰で“強力打線”形成なるか。大谷翔平に「もう一人でチームを背負わなくていい」と海外メディアが分析

左から大谷、トラウト、レンドーン。エンジェルスをけん引する3人には英メディアからも熱い視線が注がれる。(C)Getty Images
現在アリゾナ州で行なわれているMLBのオープン戦「カクタス・リーグ」。新シーズンの開幕に向け、各チームが調整を続けるなかで、昨年のアメリカン・リーグMVP受賞をした大谷翔平(ロサンジェルス・エンジェルス)は、現地時間3月20日に打者として、そして翌日には投手として出場した。

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20日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとのオープン戦に「2番・DH」で初出場した大谷は、2回の第2打席で今春の初安打と初打点をマーク。3回の打席で代打を送られ退いたが、2打数1安打1打点と十分すぎる内容だった。

順調な調整ぶりを見せている背番号17の存在は頼もしい限りだ。そんなサムライを抱えるエンジェルスだが、今季はメジャー屈指の大物であるマイク・トラウトやアンソニー・レンドーンが復帰。不在だった昨季と比べると、ラインナップはケタ違いに厚くなっている。

大物不在のプレッシャーを背負いながら、昨季の大谷は投手としても二刀流を発揮。投げては23先発で130.1回、防御率3.18、156奪三振。そして打者としては熾烈な本塁打王争い繰り広げながら、46本塁打、100打点、26盗塁、8三塁打、OPS.965という圧巻の成績を残した。

ここに実力派のスター二人が加わる。はたしてエンジェルスのラインナップはどう変わるのだろうか。現地時間3月19日には、ジョー・マッドン監督が「ショウヘイが1番を打つ可能性はある」と言及していたが、これには、英メディア『World In Sport』も関心を寄せている。
まだ、「今季のラインナップを決めていない」と話すマッドン監督だが、大谷にリードオフバッティングをさせ、2番がトラウト、3番がアンソニー・レンドーンというのも検討しているという。名将の一連の発言を受けて、同メディアは「今季(の大谷)は、もう一人でチームを背負わなくていい」と分析。「トラウトとレンドーンの復帰により、オオタニは仕事量をこなすプレッシャーが軽減するはずだ」と見解を記している。

エンジェルスは、大谷とトラウトという球界屈指の好打者を抱えながら、今までリーグ上位争いに組み込めないできた。大谷が入団してからの4年間、エンジェルスは毎年4位でレギュラーシーズンを終了しており、最後にプレーオフ進出したのは2014年となっている。

ファンがずっと待ち望んできた大谷とトラウト、そして元打点王レンドーンが居並ぶ打線。それ実現する今季は、エンジェルスの7年越しの夢を叶える最大のチャンスなのかもしれない。

今年は負担が軽くなると予想される大谷。彼がベストなパフォーマンスを発揮できる構成でチームが勝利を重ね、10月の舞台で輝く姿を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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