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“二刀流を諦めた”エンジェルス同僚が語る大谷翔平が特別な理由「ショウヘイは自分を完全にコントロールした」

わずか1年でMLBの顔とも言える存在となった大谷。そのパフォーマンスは味方も愕然とさせた。(C)Getty Images
文字通り投打で違いを生み出せる大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、ライバルたちだけでなく、味方をも脱帽させている。
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昨シーズンのMLBで見せつけた存在感は図抜けていた。渡米後、故障に泣かされ続けていた大谷だったが、4年目で初めて二刀流でのフル稼働に成功。必然的に成績も高まり、打撃では46本塁打、100打点、103得点のハイアベレージをマーク。投げても23先発で9勝を挙げ、130.1回、防御率3.18、156奪三振を記録した。

27歳のサムライが見せた歴史的な快進撃は、目の肥えた米メディアやファンを唸らせた。では、チームメイトたちは大谷の飛躍をどう見ていたのか。春季キャンプに励むなか、地元紙『LA Times』の取材に応じたジャレッド・ウォルシュは、次のように語っている。

「練習じゃ、スタジアムのバックスクリーンにある岩の上まで軽々とボールを打つし、100マイルのボールも投げる。両方ができるのって、シンダーガードでも、トラウトでも、無理だよ。彼は本当にハードルを高くしてくれたよ」 大谷を目の当たりにし、「二刀流を断念した」というウォルシュは、「みんな健康を維持できるなら、二刀流をやるべきだよ。それが野球選手ってものだと思う。でも、50本塁打で、防御率3.00なんて無理さ。そんなことは期待しないほうがいい」と続け、日本の至宝が「特別な理由」を説いた。

「去年のショウヘイは本当に驚異的だった。自分を完璧にコントロールして、こっちが少しは休んだ方がいいと思うぐらいに働いたんだ。いつウエイトをやって、いつブルペンに入って、いつ打撃練習をするかを完全に管理していた。それは簡単なことじゃない。あれこそ、彼が特別な理由だと思ったね」

多士済々のMLBにあって、チームメイトも驚かせるほどの異彩を放つ大谷。彼の一挙手一投足には、メジャー挑戦5年目の今季も、熱視線が送られそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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