移籍先は「十分すぎるほどある」。鈴木誠也のMLB挑戦に米メディアも熱視線!「間違いない最有力候補」とした5球団は?
MLBはようやくロックアウトが明けた。現地時間3月10日、MLB機構と選手会が新労使協定を巡る交渉で合意し、およそ1か月後の4月7日にシーズンを開幕させると発表した。
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各球団がキャンプインを続々と始めるなか、膠着状態にあったFA(フリーエージェント)選手たちの交渉も動き始めている。一部の米メディアで「カオスの始まる」(米誌『Sports Illustrated』)と表現された移籍を巡る動向のなかで、ひときわの注目を集め続けているのが、鈴木誠也だ。
昨年11月に広島からのポスティングを正式に宣言した鈴木。だが、申請後わずか9日でロックアウトを迎えたため、交渉期間は残り20日間となっている。もっとも、本人は11日に自身のツイッターで「実はLAに来てました! 練習もしっかりできて、気候も最高でめちゃくちゃ最高でーす」とロサンゼルスに滞在中であると報告。すでに交渉を本格化させていると見られている。
契約に関しては、5年総額5000万~7000万ドル(58億5000万~82億円)前後の攻防になると予想される。MLB初挑戦となる日本人に対しては決して安いとは言い難い金額ではある。だが、確かなポテンシャルを秘めている鈴木に対するMLB球団の関心度は落ちてはいない。
MLBの公式ネットワーク番組『MLB Network』にも出演するジョン・ヘイマン氏は自身のツイッターで、現時点でマリナーズ、ドジャース、ジャイアンツ、カブス、レッドソックスが「最も真剣に追跡している」と明かした。
また、球界のありとあらゆる移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』も、ヘイマン氏のツイートを引用する形で、鈴木の動向をレポート。前述の5球団が「必ずしも最終的な候補ではない」としつつも、「スズキが魅力を感じている、間違いない最有力候補だ」と指摘した。
さらに「日本で中軸を打ってきた打力から、スズキはすぐにでもレギュラー外野手として機能すると考えられている」とした同メディアは、次のように見通している。
「決断を下さなければならない日まで3週間弱、スズキには十分すぎる数の移籍先がありそうだ。彼はドジャースのような常勝チームと、2023年以降の争いに目を向けた再建途上のチームのどちらかに的を絞る必要があるだろう」
はたして、27歳のサムライはどこを新天地に選ぶのか。その動向からますます目が離せなくなっている。
構成●THE DIGEST編集部
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