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MLBの通常開幕は間に合わない? 「敵対的な会議を行なった」選手会とオーナーの合意には「奇跡が必要」とも

事態の収拾に励んでいるコミッショナーのロブ・マンフレッド。しかし、この“御大”への非難の声は強まっている。(C)Getty Images
野球ファンが待ち望む結果にはならなかった。現地時間2月26日、フロリダ州ジュピターで、新労使協定を巡るMLB機構と選手会の交渉が行なわれたが、ふたたび合意できなかった。
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ロックアウトが始まって約3か月が経過しようとしている。膠着状態をなんとか解消すべく両者は、20日から6日間連続での話し合いを敢行。その場には、マックス・シャーザー(ニューヨーク・メッツ)やゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)も参加。具体的な交渉を行なった、はずだった。

しかし、結局は決裂した。3月31日の通常開幕には28日(現地時間)までの解決が必要とされているなか、遅々として進まなかったのだ。今回の会議で合意に至ったのは、1シーズンにマイナーへ降格する回数を5回とするルールの制定だけ……。これまで選手会側が強く要求し、最大の争点となってきた年俸総額、ぜいたく税率、最低年俸に関する調整は、またも金銭的な溝が埋まらなかった。
進展が見られなかった今回の交渉については、米メディアでも嘆きの声が上がっている。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール氏は「少なくとも28日までに合意に至るのは奇跡が必要になる」と説いたうえで、「非常に敵対的な会議となった」と報道。また、米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』も「間違った方向に進んでいる。摩擦は大きくなるばかりだ」と指摘し、こう続けた。

「両者は大きく隔たったままである。あまりのフラストレーションのため、会談そのものが危うくなり、通常通りに開幕日を迎えるのはかなり厳しい状況にある。とくにオーナー側の提案は、選手たちをかなり怒らせるものだった」

28日までの解決に向け、交渉は続くとされている。少しでも進展することを願うばかりだが、はたして――。

構成●THE DIGEST編集部

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