
“MLB最強トリオ”が20年ぶり世界一のカギ? 大谷翔平、トラウト、レンドーンの復調を米記者が推挙する理由
20年ぶりの世界制覇に向けて、ロサンゼルス・エンジェルスへの期待が高まっている。
2021年シーズンのエンジェルスは、大谷翔平の二刀流フィーバーも虚しく、77勝85敗と負け越し。アメリカン・リーグ西地区では首位のヒューストン・アストロズから18ゲーム差も付けられる屈辱的な成績に終わった。
捲土重来を期する新シーズンに向けては、球団上層部も準備に余念がない。昨年12月1日のロックアウト突入前までに、先発の柱になり得るノア・シンダーガード、二刀流戦士のマイケル・ローレンゼン、そして計算できる中継ぎ左腕アーロン・ループを補強。今オフの最優先課題となっていた投手陣の拡充を成功させた。
そうした状況下で必然的に期待されるのが、打線の復調だ。
【関連動画】史上最強打者の呼び声も!2021年に大谷翔平が放った“全46本塁打”を一挙振り返り! 昨季のエンジェルス攻撃陣は、46本塁打、100打点、OPS.965と図抜けたスタッツを記録した大谷の活躍が光った。その一方で、マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンが揃って離脱。ポイントゲッターとなる中軸を失い、機能不全に陥る試合も少なくなかった。
四球攻めなど大谷への警戒強化が想定される新シーズンに向けては、当然、トラウトとレンドーンの活躍は必要不可欠となる。そんなトリオへの期待を裏付ける興味深いデータが明らかになった。
米スポーツ専門メディア『The Athletic』などで執筆していたブレント・マグワイア氏は、米野球専門データサイト『Fan Graphs』の独自のデータ予測システム「Steamer」による予想として、3人の2022年シーズンの「WAR」(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)を紹介した。
大谷翔平(6.6)
マイク・トラウト(6.1)
アンソニー・レンドーン(4.3)
エンジェルスの番記者でもあったマグワイア氏は、3人の数値がMLB全体でも断トツトップのアベレージだと絶賛。さらに同氏は、2位に食い込んだニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、グレイバー・トーレスの3人を挙げたが、エンジェルスのトリオとは、「2.3」もの差があるとした。
そして、マグワイア氏は、こう記している。
「オオタニ、トラウト、レンドーンの健康的かつ生産的な22年シーズンを期待してしまう」
はたして、MLB最強のトリオは期待以上の活躍ができるのか。揃って持ち前の打力を見せつけられれば、世界制覇も見えてくる。
構成●THE DIGEST編集部
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