鈴木誠也に対してMLB球団が抱えるひとつの“懸念”。米メディアが近年の傾向を指摘「オオタニ以外の野手は大成功を収めていない」
複数球団による争奪戦が予想されている“広島の至宝”だが、その一方で獲得への懸念材料もあるようだ。
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現地時間1月21日、米放送局『CBS Sports』は、フリーエージェント(FA)市場に残っている選手のランキング記事を掲載するとともに、それぞれが抱える“欠点”を特集。広島カープからポスティングによりMLB移籍を目指している鈴木誠也が、同リストの6位に選出された。
今回の記事を作成したのは、同局のR.J.アンダーソン記者。まず「選手分析の多くは、その選手、あるいは似たような選手がどんなパフォーマンスを発揮したかという過去に基づくものだ」と始めると、「それが一体となって、多くのプロジェクションシステムの基礎となっている」と前置きする。
そのうえで、鈴木に対する不安要素のひとつに挙げられたのが、まだメジャーでのプレー経験がない事実だ。これが「彼のFAを複雑にしている」といい、このところ「ショウヘイ・オオタニ以外の日本人野手が大成功を収めていない」のも、MLB各球団にとっては気がかりのようだ。
ただ、こうした流れを変えるのに「スズキはふさわしい存在だ」と同メディアは評価しつつ、「契約が抑制される可能性は高い」とコメント。日本球界で確かな実績を残していても、やはりメジャー経験を持つ選手と比べると、技術的に未知数な部分が目立つのは否めないのだろう。
その“リスク”も加味されるであろう今回の交渉。現在はロックアウトの影響で1か月以上も活動がストップしているが、はたして解除後にどのような動きが見られるだろうか。今後もその進展から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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