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天才バットマンが再脚光! 米メディアがイチローを「マリナーズ史上最高のFA」に選出「ここ25年で最も重要な選手だ」

卓越した打撃技術で世界を魅了したイチロー。そのパフォーマンスがふたたびクローズアップされている。(C)Getty Images
日本が生んだ稀代のヒットメーカーが、ふたたび脚光を浴びている。

現地時間1月11日、米放送局『CBS』は、「歴代最高のフリーエージェント(FA)契約」と銘打った特集記事を掲載。MLB全30球団の歴史において、獲得後に最も優れた功績を残したスターたちを一挙に紹介した。

サンフランシスコ・ジャイアンツであれば、92年にピッツバーグ・パイレーツから移籍した強打者バリー・ボンズ。数多のスターたちをFAで獲得してきたニューヨーク・ヤンキースならレジー・ジャクソンなど、いずれも居並ぶのは名だたるスターたちばかりだ。

そのなかにあって日本人で唯一名前が刻まれたのが、2001年にオリックスからシアトル・マリナーズへ移籍したイチローである。

文字通り歴史的な存在だった。1年目からMVPと新人王を“ダブル受賞”したイチローは、そこから10年連続200安打を記録。さらに04年にジョージ・シスラーの持っていたMLBシーズン最多安打(262)を更新し、確固たる地位を築いた。
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米球界でも認められた天才バットマンを「ここ25年ほどのマリナーズにおいては最も重要な選手だ」と絶賛する同メディアは、ブレッド・ブーン、ネルソン・クルーズ、ジョン・オルルッドら次点とした名手たちを差し置いて選出した理由を次のように論じた。

「日本で豊富な経験を積んでマリナーズの戦列に加わった27歳は、およそルーキーとは思えないデビューイヤーを送った。新人王とMVPを受賞するのはフレッド・リン以来2人目の快挙だった。

最初の契約である3年で3年契約の間に通算打率.328、121盗塁、さらにワールドクラスの守備を披露したイチロー。マリナーズは彼を獲得するために総額2700万ドル(約31億500万円)を超える金額を支払ったが、その価値は十分すぎるほどにあった」

引退から約4年。いまなお現地メディアで高く評価され続けるのも、イチローが球界に残した功績の凄さを物語ると言えるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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