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「クールな光景だ」大谷翔平に敵地ファンも拍手で声援!現地記者も思わず感動<2021百選>

米球界でリアル二刀流を体現する大谷。その圧倒的な活躍は、敵地のファンさえも虜にしている。(C)Getty Images
2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、二刀流パフォーマンスで敵地ファンから大歓声を浴びる大谷翔平について。8月に行なわれたデトロイト・タイガース戦は、8勝目&40号本塁打で球場全体が興奮状態に包まれた。

記事初掲載:2021年8月19日

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応援するチームの“敵”だとしても、思わず声援を届けたくなってしまう——真のスーパースターとはそういうものなのかもしれない。まさに大谷翔平が該当するだろう。

ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月18日、敵地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「1番・投手」で先発出場すると、投げては8回1失点無四球8奪三振の好投で8勝目を手にし、打っては今季40号本塁打を放つ大活躍を見せた。

【動画】タイガースファンも感動!大谷翔平の豪快40号アーチをチェック 終始、“オオタニ劇場”が繰り広げられたコメリカ・パーク。その開演を楽しみにしていたのはエンジェルスファンだけではなかったようだ。

敵地での試合、またレジェンドであるミゲル・カブレラが通算500号にあと1本まで迫っていることもあり、球場には多くのタイガースファンが詰めかけていた。当然、投手としても打者としてもエンジェルス最強である大谷に対してはブーイング……があるかと思われたが、実際は違った。

MLB.comのエンジェルス番記者であるレット・ボリンガー記者はこうコメントしている。「ショウヘイ・オオタニが第1打席に向かってアナウンスされる前、タイガースファンによるオオタニへの声援が聞こえてきた。クールな光景だ。コメリカ・パークでファンから素晴らしい拍手を送られている」

そして大谷は、“相手ファンの声援”に応えるように投打で躍動。それでも、タイガースファンはブーイングすることなく大きな歓声で天才のプレーを堪能した。他に類を見ない歴史的なパフォーマンス、そして振る舞い。大谷という野球選手の価値が示されたようなシーンと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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