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澤村拓一の1年目を米メディアが総括!「四球率の高さ」を指摘する一方、「スプリットで活躍する」と来季への期待も

米メディアは澤村のMLBデビューイヤーを「壁にぶつかってしまった」と厳しめに総括した。(C)Getty Images
2021年に32歳でボストン・レッドソックス入りした澤村拓一は、メジャー1年目に主に中継ぎとして活躍し、53イニングを投げて防御率は3.06、奪三振率は10.36の成績を残した。

レッドソックスは今季アメリカン・リーグ優勝決定シリーズに進出し、ヒューストン・アストロズと対戦。澤村は第1戦で登板し、ポストシーズンデビューを飾るも、0.1回、被安打1、2四死球1失点で降板。チームも4対5で黒星スタートとなった。しかしながら、1勝1敗で迎えた第3戦では12対3の9回に2度目の登板。3者凡退に抑え勝利に貢献した。

そんな澤村を米メディアはどのような評価をしているのだろうか。米メディア『SBNATION』は「2021年を振り返って:ヒロカズ・サワムラ のMLBデビュー」というタイトルで特集を組んだ。
同メディアは今季の澤村を「日本のプロ野球からメジャーに移籍したヒロカズ・サワムラの1年目のシーズンは、期待されていたが、怪我の影響もあって壁にぶつかってしまった」と厳しめに総括。スプリットの素晴らしさとプレッシャーのある場面での活躍を称えた一方、ネガティブな要素として四球率の高さを挙げた。また、来年以降について「ゾーン周辺のコントロールにもう少し磨きをかけることも不可能ではない。来季、サワムラは得意のスプリットで大いに活躍するだろう」と述べている。

注目され続けてきたメジャーでの1年目を終えた澤村。武器である速球とスプリットがメジャーで通用することを証明し、数々の見せ場を作ってきた自信は来季につながることだろう。澤村とレッドソックスとの契約はあと1年残っている。メジャー2年目は、さらなる活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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