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大谷翔平のMVP効果か?“同郷”鈴木誠也の獲得に「オープンになっている」と現地記者が指摘

全30球団と契約可能となった鈴木は、果たしてどの球団と結ぶだろうか。(C)THE DIGEST写真部
現地時間11月22日、MLB機構はポスティング・システムを利用してメジャー移籍を目指す鈴木誠也(広島)を全30球団に契約可能選手として通知した。交渉期限は米国東部時間12月22日午後5時(日本時間12月23日午前7時)までだ。

日本屈指の強打者は、今夏の東京五輪ではサムライジャパンの4番を担い、金メダルに貢献。レギュラーシーズンは132試合に出場し打率.317、出塁率.433ともにリーグトップに輝き、38本塁打を記録した。

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これまでも多くの現地メディアによって興味を示されてきたサムライスラッガー。米放送局『NBC Sports』のレッドソックス番のジョン・トマセ記者は、5年5000万ドル(約57億円)近い契約が予想される彼に「レッドソックスがセイヤ・スズキを勝ち取るとは想像しがたい」と言い、その理由をこう記している。
「最も支配的な“二刀流”シーズンでアメリカン・リーグMVPに選ばれたショウヘイ・オオタニの同郷の選手のため損はしない。多くの球団は太平洋を渡ってくる人材にオープンになっているかもしれない」

今季最大のインパクトを全米に与えた大谷翔平と同じ日本人選手として、獲得に名乗り上げる球団は多いと同記者は予想する。そして「最も魅力的なことは、以前ホームランダービーチャンピオンになっていて、全盛期に入っていることだ」とパワーを高く評している。

ただし懸念材料が1つある。現時点で、労働協約が平行線で、MLBと選手会の間で協議が進んでいないのだ。このまま労使交渉がまとまらない場合は、一切の球団業務がロックアウト(施設封鎖)される。その際は、交渉期間の日数カウントも一時凍結される。

構成●THE DIGEST編集部

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