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ブルージェイズが獲得すべき3投手に菊池雄星を推奨!米専門記者「求める品質を備えている」

FA市場に打って出た菊池の新天地はどこになるのか?(C)Getty Images
米メジャーリーグのストーブリーグでは、フリーエージェント(FA)となった選手の名前が連日のように、様々な憶測とともに聞こえている。もちろん、今季に先発投手として奮闘をみせた日本人左腕もその中の1人だ。

米メディア『FanNation』では、トロント・ブルージェイズを主に取材するミッチ・バノン氏によるコラムで「ブルージェイズが獲得すべき3投手」として、菊池雄星が取り上げられている。

今オフのFA市場では当初、ブルージェイズが獲得に動いていたというエドゥアルド・ロドリゲス(元レッドソックス)のデトロイト・タイガース入りが決定し、さらにアンドリュー・ヒーニー(元ヤンキース)もロサンゼルス・ドジャースへの入団が決まったことを受け、ミッチ氏は「ローテーションが二つ空いている」と指摘。続けて「中堅クラスのフリーエージェント投手3人の獲得へ、軌道修正が行なわれるのではないだろうか」と予想を立てている。

その3人のうちの1人として名前が挙げられている菊池について、記事では「ブルージェイズは2019年にMLBに来た時にもプッシュした」と、3年前に菊池がメジャーリーグ入りを表明した際にも同球団に獲得の意思があったと振り返っている。
また、投手としてのスキルについては「MLBでの最初の3シーズンでそれぞれ向上し、2021年には157イニングでERA4.41を記録した」と今シーズンまでのパフォーマンスを振り返るとともに「本塁打に悩まされているが、過去10回の登板で長打を許したのはわずか6回で2021年を終えている」として、後半の内容にも触れている。

その上で、ミッチ氏は「キクチが持つ堅実な速球や変化球や、深く多様な投球術は、ブルージェイズが求める左腕として高い品質を備えている」と、プレーヤーとしての資質を高く評価するコメントを綴っている。

ちなみに、他に名前が挙がったのは、ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)とアンソニー・デクラファーニ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の2人。今季最終戦でポストシーズン進出を逃したブルージェイズの来季の戦力として、同記事ではMLBで高い実績を誇る両投手も獲得候補と提言している。

すでに日本復帰など今後への噂も多岐にわたっている中で、今回の同メディアの主張は、菊池のメジャーでの活躍もまだ十分に可能であると示しているのではないだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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