「選手の才能を見抜く目がすごい」
ロサンゼルス・エンジェルスのペリー・ミナシアンGMは、米紙『NY Times』の取材で大谷翔平について問われた際に、こう答えた。球界屈指のカリスマは、やはり他とは一線を画す力を持っているのかもしれない。
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大谷の今季の凄まじい活躍は周知の通りだ。二刀流で快進撃を続けたサムライは、現地時間11月11日に各ポジションの傑出した打者に送られる「シルバー・スラッガー賞」をアメリカン・リーグの指名打者部門で受賞するなど、今オフで７つ目のタイトルを獲得。その話題は尽きそうにない。
そんな大谷に関する興味深い情報を発信したのが、先述のミナシアンGMだった。FA市場が活発化して各球団が補強に動き出すオフシーズンも、異次元の二刀流戦士がチームの欠かせない力になるというのだ。
「ショウヘイとはあらゆる種類の話をしている。私にとってはグラウンド内外で感銘を受ける存在なんだ。ひとつ言えるのは、敵味方に関係なく選手の才能を見抜く目がすごいんだ。私は時折、彼に選手について尋ねることがある。彼は何が上手くいって、何が上手くいかないかを明確に答えてくれるんだ」
今オフのエンジェルスは大型補強に動くと見られており、とりわけチーム防御率4.67だった投手陣の再建が急務と言われている。同紙によれば、FA市場では、ジャスティン・バーランダーやクレイトン・カーショウといった殿堂入り間違いなしと言われる大物たちに加え、マーカス・ストローマンやジョン・グレイ、菊池雄星ら実力派も目ぼしいターゲットと見られている。
捲土重来を期する来シーズンに向け、「私はいかなる可能性も排除しない」というミナシアンGMは狙い通りの補強を敢行できるのか。そのうえでも大谷の“観察眼”が大きな役割を果たすかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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