【WBC2026】強豪揃いのプールA(プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、コロンビア)注目選手を一挙紹介!

写真:ヨアン・モンカダ/提供:AP/アフロ

 

<WORLD BASEBALL CLASSIC 2026 日程:2026/3/5 ~ 3/17 場所:日本、アメリカ>

3月5日から、WORLD BASEBALL CLASSIC 2026(以下、WBC2026)が開幕する。

今大会、プールAにはプエルトリコ、キューバなど、強豪国が揃っている。

本記事では、そんなWBC2026プールAの各国注目選手を紹介する。

 

プエルトリコ

エドウィン・ディアス(投手:ロサンゼルス・ドジャース)

写真:エドウィン・ディアス/Imagn/ロイター/アフロ

写真:エドウィン・ディアス/Imagn/ロイター/アフロ

「シュガー」の愛称で親しまれる、メジャーリーグ最強のクローザー。登場曲『Narco』のトランペットの調べと共にマウンドに上がる姿は野球界の名物だ。2023年大会では、初戦の勝利直後に右膝を負傷し、全シーズンを欠場するという悲劇に見舞われたが、不屈の闘志で復活。160km/hを超える剛速球と、消えるようなスライダーのコンビネーションは、対戦する打者に「絶望」を与える。

 

ノーラン・アレナド(内野手:アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

メジャーリーグ10年連続ゴールドグラブ賞という、歴史に名を刻む「史上最高の三塁手」。プエルトリコ人の父を持ち、前回大会まではアメリカ代表としてプレーしていたが、今大会は自身のルーツであるプエルトリコ代表への移籍を決断した。サードの守備は「プラチナ・グラブ」に相応しく、どんな強烈な打球も魔法のように捌き、正確無比な送球でアウトを奪う。打撃でも通算300本塁打を超える長打力を誇り、クリーンアップとして打線の核を担う。

 

フランシスコ・リンドーア(内野手:ニューヨーク・メッツ)

「ミスター・スマイル」の異名を持つ、プエルトリコ代表の絶対的な象徴でありキャプテン。メッツで看板選手として活躍し、攻守走すべてにおいて超一流の輝きを放つ遊撃手だ。左右両打席から放たれる広角な打撃と、広い守備範囲を誇る華麗なフットワークは、観る者を魅了する。2023年大会ではチームを牽引し、優勝候補のアメリカを破るなど旋風を巻き起こした。底抜けに明るい性格でチームの結束力を高めるリーダーシップは絶大で、彼の笑顔が弾ける時、チーム全体に勢いが生まれる。

 

キューバ

ヨアン・モンカダ(内野手:ロサンゼルス・エンゼルス)

写真:ヨアン・モンカダ/提供:AP/アフロ

写真:ヨアン・モンカダ/提供:AP/アフロ

かつて「世界No.1プロスペクト」と称された、圧倒的な野球センスを誇るスイッチヒッター。2023年大会でもキューバ代表として出場し、ベスト4進出に大きく貢献。三塁手として大会ベストナインにも選出された。左右両打席から広角に鋭い打球を飛ばす高い打撃技術に加え、三塁守備でもメジャー屈指の身体能力を生かしたダイナミックな動きが持ち味。近年はメジャーでの負傷に苦しむシーズンもあったが、キューバのユニフォームに袖を通すと一変、勝負強さが際立つ「代表の顔」となる。

 

ルイス・ロベルト・ジュニア(外野手:ニューヨーク・メッツ)

「ラ・パンテラ(黒豹)」の異名を持ち、走攻守すべてにおいて規格外の身体能力を誇る5ツールプレイヤー。2023年にMLBで38本塁打を放ち、ゴールドグラブ賞も獲得した実績は世界トップクラスだ。広い守備範囲を誇るセンターの守備、そして爆発的なスイングから放たれる特大の本塁打は、キューバ代表に圧倒的な「個の力」をもたらす。1番から5番までどこでもこなせる柔軟性を持ち、一振りで試合を決定づける破壊力は、日本やアメリカといった強豪国にとって最大の脅威となる。

 

アレクセイ・ラミレス(内野手:キューバ国内リーグ)

「ミスター・ホワイトソックス」としてメジャー通算115本塁打、シルバースラッガー賞獲得と、メジャーで一時代を築いた伝説の遊撃手が、44歳という驚異の年齢で代表復帰を果たした。2006年の第1回WBCに出場した彼が、20年の時を経て再びこの舞台に立つ姿は、キューバ野球の生きた歴史そのもの。現在はキューバ国内リーグでプレーしており、長年培われた守備の勘と、勝負どころでの打撃技術は今なお健在。遊撃の深い位置から放たれる正確な送球と、チームを鼓舞するリーダーシップで、キューバの精神的支柱を担う。

 

リバン・モイネロ(投手:福岡ソフトバンクホークス)

日本球界が生んだ「世界最強の左腕」であり、今大会のキューバ代表の命運を握る絶対的エース。ソフトバンクで長年セットアッパーとして君臨し、先発転向後の2025年シーズンにはパ・リーグMVPと最優秀防御率に輝くなど、その実力はメジャーのトップクラスにも匹敵する。150km/h台後半の伸びのある直球に加え、世界一とも称される縦に割れるカーブ、そして鋭いスライダーとチェンジアップで打者を完璧に封じ込める。日本のファンにとっても馴染み深い「最強左腕」が、今度は敵として立ちはだかる。

 

アルフレッド・デスパイネ(外野手:キューバ国内リーグ)

WBC通算本塁打の大会記録保持者であり、キューバ打線の象徴として君臨する「親方」。日本球界でもロッテ、ソフトバンクで本塁打王と打点王に輝くなど、圧倒的な長打力でファンを魅了してきた。現在は母国のグランマでプレーし、39歳となった今もなお、そのパンチ力は衰えを知らない。指名打者としてクリーンアップに座り、一振りで試合の空気を変える存在感は、相手投手にとって恐怖そのもの。モイネロら後輩たちをグラウンド内外で支える兄貴分でもあり、母国の誇りを胸に、自らが持つ本塁打記録の更新と、チームを悲願の優勝へと導く一振りを狙う。

 

カナダ

タイラー・オニール(外野手:ボルチモア・オリオールズ)

写真:タイラー・オニール/提供:AP/アフロ

写真:タイラー・オニール/提供:AP/アフロ

カナダ打線の核を担う、メジャー屈指のパワーとスピードを兼ね備えた「マッスル・スピードスター」。2度のゴールドグラブ賞を誇る高い守備力に加え、MLB通算100本塁打を超える長打力が最大の魅力だ。2024年シーズンはレッドソックスで31本塁打を放ち、カムバック賞を受賞。2025年からはオリオールズに籍を置いている。前回大会では打率.615という驚異的な数字を残し、カナダ人選手の大会最多安打記録を塗り替えた。父は元ボディビル王者の「ミスター・カナダ」という異色の背景を持ち、丸太のような腕から繰り出される豪快なスイングで、カナダを悲願の1次ラウンド突破へと導く。

 

ジョシュ・ネイラー(内野手:シアトル・マリナーズ)

辞退したフリーマンに代わって「キャプテン」の重責を担う、カナダ打線の新たなる大黒柱。2025年シーズン途中にマリナーズへ移籍し、ポストシーズンでも打率4割超えの大暴れを見せるなど、勝負強さはメジャー屈指。感情をむき出しにする熱いプレースタイルでチームを鼓舞し、2025年のカナダ最優秀選手賞も受賞した。2017年大会以来のWBC復帰となる今大会では、弟のボー・ネイラー(捕手)と共に「ネイラー兄弟」として代表入り。母国を初の1次ラウンド突破へ導くべく、その爆発的なパンチ力でカナダの歴史を塗り替える一振りを狙う。

 

デンゼル・クラーク(外野手:オークランド・アスレチックス傘下)

カナダ野球界が誇る、底知れないポテンシャルを秘めた「超大型スピードスター」。195cmの恵まれた体格から放たれる圧倒的な飛距離と、大型選手らしからぬ驚異的な脚力を兼ね備えた、希少な5ツールプレイヤーの卵として注目を集めている。2024年、2025年シーズンはアスレチックス傘下2A・3Aでプレーし、二桁本塁打と二桁盗塁をコンスタントに記録する高い身体能力を証明した。従兄弟に元メジャーリーガーのボー・ピーターズを持つ野球一族の血筋。粗削りながらも、一振りで試合を決めるパンチ力と、広大な守備範囲を誇るセンターの守備はカナダ代表に大きな活気をもたらす。

 

パナマ

ホセ・カバジェロ(内野手:ニューヨーク・ヤンキース)

写真:ホセ・カバジェロ/提供:AP/アフロ

写真:ホセ・カバジェロ/提供:AP/アフロ

2025年シーズンにMLB全体1位の49盗塁を記録した「世界最速のスピードスター」。圧倒的な機動力と、内野・外野のどこでも高いレベルでこなすユーティリティ性能が最大の武器だ。卓越した野球センスを誇り、相手バッテリーに極限のプレッシャーをかける走塁技術は、パナマの攻撃の起点となる。今大会では正遊撃手としての起用が有力視されており、守備の要としてもチームを鼓舞する。

 

クリスチャン・ベタンコート(捕手:シカゴ・カブス傘下)

パナマ代表の要として、投手陣を牽引する精神的支柱。かつて「超有望株」としてメジャーデビューし、一時は投手としても登板したほどの驚異的な強肩を誇る。昨シーズン途中にブルージェイズからシカゴ・カブスへと籍を移し、ベテランらしい落ち着いたインサイドワークでチームを支えている。打撃でもパンチ力があり、ここ一番での勝負強さは大会屈指。前回大会でも攻守にわたる活躍でパナマに歴史的な勝利をもたらした。

 

エドムンド・ソーサ(内野手:フィラデルフィア・フィリーズ)

パナマ代表の内野陣を支える、経験豊富なメジャーリーガー。フィリーズに所属し、内野ならどこでも高いレベルでこなす守備職人として知られています。2025年シーズンは、限られた出場機会ながら打率.276、自己最多の11本塁打、39打点、OPS .776という優れた成績を収め、特に左投手に対しては打率3割を超える圧倒的な強さを見せた。パナマ代表としては2017年大会の予選にも出場した経歴があり、母国の悲願である決勝ラウンド進出に向けて並々ならぬ闘志を燃やしている。

 

コロンビア

フリオ・テヘラン(投手:シカゴ・カブス傘下)

写真:フリオ・テヘラン/提供:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

写真:フリオ・テヘラン/提供:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

かつてブレーブスの開幕投手を6年連続で務めた、コロンビアを代表する「不屈の右腕」。メジャー通算80勝以上を記録し、オールスター選出2回の実績を誇る。近年はマイナーや独立リーグでの苦境も経験しましたが、2024年、2025年はメジャー復帰を果たし、円熟味を増した投球術に磨きをかけた。キンタナと共にコロンビア投手陣の両輪を担い、短期決戦の難しい局面でも動じない精神力でチームを支えまる。

 

ホゼ・キンタナ(投手:コロラド・ロッキーズ)

コロンビア野球界が生んだ史上最高の左腕。MLB通算100勝近い白星を積み上げ、2024年シーズンはメッツで防御率3.75、10勝を挙げるなど、30代後半を迎えてもその精密な投球術は衰えを知らない。150km/h前後の直球に、ブレーキの効いたカーブとチェンジアップを織り交ぜ、打者の芯を外す投球は芸術の域。前回大会は負傷により無念の辞退となったが、今大会は満を持して「母国のエース」として参戦する。

 

グスタボ・カンペロ(外野手:ロサンゼルス・エンゼルス傘下)

コロンビア代表のリードオフマン候補であり、ダイヤモンドを駆け抜けるスピードスター。エンゼルスに所属し、2024年9月にメジャーデビューを果たした新進気鋭の外野手。身長168cmと小柄ながら、左右両打席から鋭い打球を飛ばすスイッチヒッターとしての技術と、マイナーリーグで通算96盗塁を記録した圧倒的な脚力が最大の武器だ。2025年シーズンは主に3Aでプレーし、打率.307、11盗塁と高い出塁・走塁能力を証明。その活躍が認められ、今大会ではコロンビア代表の正右翼手および上位打線としての起用が有力視されている。