バドミントンの線審の役割や担当するライン、判定基準を解説

バドミントン

バドミントンのプレイヤーとしてクラブや部活動に参加している場合、線審を担当することは珍しくありません。しかし、線審はバドミントンプレイヤーとは異なる視点で試合を判断する必要があるため、線審としての役割や判定基準をしっかりと理解しておくことが大切です。そこで本記事では、バドミントンの線審の役割や担当するライン、判定基準について詳しく解説します。

バドミントンの線審の役割とは?

バドミントンの線審とは、主にシャトルがコートに入っているのか、入っていないのかを判断する審判です。線審が担当するラインにおいてシャトルが入っている場合は「イン」、入っていない場合は「アウト」というジャッジを下します。またバドミントンには主審といって試合をコントロールする審判がいますが、線審は主審が見えない、判定が難しい部分の判定を担当します。

バドミントンの線審が担当するライン

バドミントンの線審が担当するラインは線審の人数によっても異なります。線審の人数は大会の規模によっても異なり、一般的には2人もしくは4人となります。線審が2人の場合はコートの角に向かい合って線審が配置され、それぞれの線審がもっとも近い2つのラインを判定します。4人の場合はコートの3つの角に1人もしくは2人の線審がそれぞれ配置され、線審ひとりにつき1つのラインを担当します。また、国際大会のような大きな大会になると線審が10人配置され主審がいるラインを除き10人が配置されます。

このように、バドミントンの線審は配置される人数によって担当するラインの数は異なりますが、一般的には線審ひとりにつき1本もしくは2本のラインを担当すると覚えておきましょう。

バドミントンの線審の判定基準

先ほどもお伝えした通り、バドミントンの線審は担当するラインにシャトルがインしているのかアウトなのかを判断することが主な役割となりますが、どのような状態のときにイン・アウトなのかの判定基準をしておくことは線審するうえで非常に大切です。そこで、以下ではインの場合とアウトの場合のそれぞれの判定基準について詳しく解説します。

インの判定基準

バドミントンの線審がインの判定をする基準は、シャトルがコート内に着地したとき、もしくはシャトルのコルク部分がラインに少しでもかかっている状態のときです。判定する基準はあくまでもシャトルのコルク部分となりますので、シャトル全体がどこに着地するのではなく、コルクがどこに着地するのかをしっかりとみる必要があります。

アウトの判定基準

バドミントンの線審がアウトの判定をする基準は、シャトルが明らかにコートの外側に着地したとき、もしくはコルク部分がラインにかかっていない状態のときです。アウトのときにわかりにくい例として「シャトルの羽根の部分がラインかかっている」ということですが、コートにインしているのかを判断するのはあくまでコルク部分となりますので、羽根の部分がラインにかかっているかどうかはイン・アウトにまったく関係ありません。また、シャトルは羽根よりコルクのほうが重くなっているため、ラインに羽根から落ちることはありません。

まとめ

本記事では、バドミントンの線審の役割や担当するライン、判定基準について詳しく解説しました。線審はあくまで主審が見えない部分を補うための役割ですが、得点が入るか入らないかを大きく分ける重要な役割を果たすため、しっかりと判定を下す必要があります。イン・アウトを見極めるのはラインにコルクがかかっているかどうか大切となるため、線審に慣れていない方は、まずコルクの落下点を見極められるようにしましょう。