バドミントンで怪我しやすい部位と予防、応急処置方法
バドミントンは数あるスポーツの中でもかなり動きの激しい部類に入ります。
それゆえに、怪我をしやすいスポーツであるとも言えます。
どこの部位を怪我しやすいのか?
どのように予防したら良いのか?
もしも怪我をしてしまったらどの様な応急処置をすれば良いのか?
そういった知識を身に付けておくかどうかで、活躍の度合いも変わってくるはずです。
この記事では、そんな「バドミントンで怪我しやすい部位と予防、応急処置方法」について解説していきたいと思います。
バドミントンで怪我しやすい部位
それでは、まず最初に「バドミントンで怪我しやすい部位」を挙げていきましょう。
特に怪我しやすい部位を知ることで、予防を強化することができるはずです。
ハムストリング
バドミントンは、ジャンプやストップ、ダッシュといった瞬発系の動きを多用しますよね。
それゆえに、ハムストリング(太ももの裏)の肉離れを起こしやすいと考えられます。
また、多少痛めた状態で試合を続けてしまうと、どんどん悪化してしまい、完全な肉離れを引き起こすことにもなりかねません。
痛みが少なくても、ハムストリングに異変を感じたら即刻プレーを中止しましょう。
ふくらはぎ、アキレス腱
ふくらはぎに関しても、肉離れを起こしやすいと言えます。
また、瞬発的な動きによってアキレス腱を痛めることも稀にあります。
一度重症化してしまうと、長期化しやすく再発のリスクもあるため、少しでも痛めたらプレーを中止しましょう。
膝
サッカーなどと比べればまだ少ないかもしれませんが、それでも膝を痛める可能性は他のスポーツよりも高くなります。
靭帯や軟骨を損傷してしまうと、保存療法でもプレーできるまで2ヶ月以上掛かってしまうので、「まずい」と思ったならばすぐにプレーを中止し、応急処置をして病院へ向かいましょう。
足首
バドミントンにおいて一番怪我しやすい部位と言われているのが「足首」です。
シャトルを取るために無理な体勢で足を踏み出したときに足首をひねるといったケースがかなり多くなっています。
捻挫の度合いによって復帰できるまでの期間が違いますが、軽度の捻挫であれば1週間程度、中度の捻挫であれば1~2週間程度、重度であれば3週間以上掛かるでしょう。
手首や親指の付け根
ラケットを持つ手首や親指の付け根も怪我しやすい部位です。
その症状は、主に「腱鞘炎」です。
特にバックハンドを打つことで大きな負担が掛かり、腱鞘炎になってしまうと考えられます。
応急処置は「RICE」が基本
前述した肉離れや捻挫といった怪我では、無理せずすぐにプレーをやめ、応急処置をすることがとても重要です。
そこで覚えておきたいのが、応急処置の基本となる「RICE(ライス)」です。
これは、「Rest(安静)」、「Icing(冷却)」「Compresion(圧迫)」「Elevation(拳上)」の頭文字を取った言葉です。
怪我をした後すぐにRICEを意識した応急処置を行うことで、怪我の予後を良くすることができます。
怪我の予防のためにできること
どれだけ予防したとしても、無理な体勢でシャトルを拾ったり、スマッシュをしたりすれば、捻挫や肉離れを起こしてしまいます。
そういった意味では、120%のプレーはせずに、90%~95%程度の力で戦い続けるといった意識を持つことも予防であると言えるでしょう。
また、以下のような予防法もしっかりと実践しましょう。
テーピングやサポーターを活用する
怪我のしやすい部位にテーピングやサポーターを巻くことで、負担を軽減することが可能です。
多少動きにくさも感じるかもしれませんが、不安がある時には必ずどちらかの予防対策を行うべきです。
特に一度痛めた部位は怪我の再発の可能性が高いので、テーピングやサポーターを必ず巻いておきましょう。
ストレッチ(ウォーミングアップ)、クールダウン
バドミントンを始める前には、体を動かしながら行う「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」を必ず行います。
そして、練習や試合後には、1つの部位ごとにじっくり20秒ほど伸ばす「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」を行います。
この2つのストレッチを必ず行うことで、怪我の予防効果を高めることができます。
(次のページ「まとめ」へ)
Follow @ssn_supersports