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バドミントンにおけるデュースのルールや概要とは?
バドミントンの基本ルールについてこのようなお悩みはありませんか?
「バドミントンにおけるデュースとは?」
「バドミントンではデュースって言葉が使用されていないってホント?」
バドミントンやテニス、バレーボールなどで使用される「デュース」という言葉ですが、どのような意味かを理解できているでしょうか?
また、バドミントンにおけるデュースのルールはほかの競技とは異なる部分もあるため、ぼんやりと理解しているだけではバドミントンのプレイに支障が出てしまうこともありますので、しっかりとバドミントンにおけるデュースの意味を押さえておくことが大切です。
そこで、本記事ではバドミントンの基本ルールである「デュース」について詳しくご紹介していきます。
バドミントンのデュースとは?
バドミントンは、21点先取のゲームを2ゲーム先取した方が勝利するという基本的なルールがありますが、21点先取した時点で2点差以上ついていないとゲーム取得にはならないのです。
例えば、20対20の状況であれば、片方のチームが20対22になるまでゲーム取得とはなりませんし、21対22になった場合はさらに2点差つくまでゲームは継続されます。
ただし、拮抗している試合になればなるほどデュースの時間が長引いてしまうため、基本的には2点差ついていない場合であっても30点目を先取した方がゲーム取得となる場合が多いです。
このように、規定の点数になっても2点差以上ついていない場合、デュースと呼ばれる延長戦に突入することになっており、デュース中は2点連続取得するまでゲーム取得することはできません。
実はバドミントンに「デュース」は存在しない?
延長戦を表す「デュース」の語源は、フランス語で”両選手は同点である”という意味を指す「a deux le jeu」もしくはフランス語で数字の2を指す「deux」と言われており、バドミントン以外の競技でもテニスやバレーボールなどで使用される用語ですが、実はバドミントンの正式な競技ルールには「デュース」と呼ばれる言葉は使われていないのです。
バドミントンでは、いわゆる「デュース」のことは延長戦もしくはセッティングという言葉が使用されています。
ただし、バドミントンの延長戦とセッティングという言葉はデュースと同義であることから、バドミントンでも一般的に浸透している「デュース」という言葉が使用されるようになったのです。
つまり、バドミントンのルール上ではデュースという言葉は使用されていませんが、一般的にバドミントンをプレイする上ではデュースという言葉を使用しても問題なく、相手プレイヤーや審判に通じないということはありません。
バドミントンのセッティングとは?
バドミントンには、セッティングといって延長戦に入るタイミングで追いつかれた側のプレイヤーが3点差つくまでゲームを継続するかどうかを任意で決定する仕組みがありましたが、現在はこのようなセッティングのルールは廃止されており、自動的に延長戦に突入するルールとなっています。
昔のルールブックなどを見てみてみるとセッティングについて記載されていますが、現在はそのようなルールは存在しないことを覚えておきましょう。
ただし、現在でも延長戦(デュース)のことをセッティングと呼ぶこともありますので、現在のルールでセッティングという言葉が使用されている場合は、延長戦やデュースと同義であることも合わせて理解しておいてください。
まとめ
本記事ではバドミントンの基本ルールである「デュース」について詳しくご紹介していきました。
バドミントンで何気なく使用されているデュースという言葉ですが、2点連取しないと決着がつかないことや、30点先取した方がゲーム取得となること、バドミントンではデュースという言葉が使用されないこともあるなどのように、若干ややこしい部分もあるため、しっかりとデュースについて理解を深めてみてください。
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