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「パリ五輪」サニブラウン、9秒96と自己ベスト更新も決勝進出ならず!悔しさは400mリレーで晴らす!

サニブラウン(Photo:Christian Petersen/GettyImages)
8月4日、パリオリンピック陸上男子100mの準決勝が行われ、日本代表のサニブラウンが自己ベストとなる9秒96をマークしたが、3組4着でタイムでも全体10位となり決勝進出を逃した。

決勝に進出すれば1932年ロサンゼルスオリンピックの吉岡隆徳氏以来92年ぶりの快挙となるところだったが、残念ながら実現できなかった。

同種目では、決勝で自己新をマーク(9秒79)したN.ライルズが金メダルを獲得した。

サニブラウンは好スタートも強豪揃いのレースで4位に

準決勝と同様好スタートに成功したサニブラウンだったが、東京オリンピック金メダリストのF.カーリーなどの自己ベスト9秒7台の選手たちに中盤以降で逆転された。

自己ベストの9秒97を切るタイムを出したものの4着となり、タイムでも全体10位だった。

サニブラウンも試合後にコメントした通り、本人のレベルは確かに上がっているが、世界のレベルはさらに先に行っている。

今後は9秒95を切るタイムを意識した走りが求められる時代であるといえるだろう。

100mの悔しさは男子400mで晴らす

個人種目は準決勝敗退となったサニブラウンだが、まだメダルを首にかけるチャンスは残されている。

8月8日には男子4×100mリレーが行われる。

サニブラウンは日本代表メンバーにも名を連ねており、第1走か第4走で出場する可能性が高い。

栁田大輝や桐生祥秀、坂井隆一郎らスピードもありバトン技術も高い実力者が揃っているだけに、リオデジャネイロオリンピック以来となるメダル獲得の可能性もある。

サニブラウンは他の選手よりもバトンの練習などの時間が少なかったため、バトンの影響が少ない1走もしくは4走を担当するはずだ。

パリオリンピックではかなりコンディションも良く、世界のエース級とも良い勝負ができる状態であるため、チームのバトン技術とサニブラウンの個人能力が組み合わさればメダル獲得も現実的な目標であるといえるだろう。

東京オリンピックでは痛恨のバトンミスでメダルを逃しただけに、日本人の期待は大きい。

果たして日本の男子リレーメンバーは最高の走りでメダルを獲得することができるのか、注目しよう。

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