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北口榛花(写真:ロイター/アフロ)

「パリ五輪」やり投げ北口榛花がいよいよ欧州に出発!モナコ→ロンドン大会後パリ五輪へ

北口榛花(写真:ロイター/アフロ)
6月末に行われた第108回日本選手権で62m87の記録で優勝した北口榛花が、いよいよ欧州に向け出発した。

7月12日に行われるモナコ大会、20日に行われるロンドン大会に参加しながら、パリオリンピックに参戦することになる。

東京オリンピックでは決勝に進出するも左脇腹痛のため12位に終わったが、パリでは本気で金メダルを狙っている。

北口は多くの大会で優勝も65mを超える記録は出せず

東京オリンピックの記録を参考にするならば、メダルを獲得するには60mを超えるのはもちろん、65mにいかに近づけるかがポイントとなる。

6月下旬に行われた日本選手権では、優勝したものの62m87とやや物足りない数字となった。

今季の記録は4月27日に行われたDL蘇州大会で62m97、5月5日の水戸招待陸上で61m83、5月19日のセイコーGGPで63m45、5月28日のゴールデンスパイクで60m47と優勝したものの64m以上を出せずにいる。

6月22日のコンチネンタルツアー・ブロンズでは、今季自己最高となる64m28を記録したが、オーストリアのビクトリア・ハドソンが上回り2位だった。

東京オリンピックでは、4選手が64m以上を記録していて、金メダルを獲得した劉詩穎(リュウ・シエイ)は66m34という記録を出している。

そういったオリンピックにおける過去の記録を参考にすれば、やはり銀メダル、銅メダルレベルを狙うなら65m、金メダルを狙うならば66mレベルの記録を出す必要があるといえるだろう。

北口本人も出国直前に「ここからスイッチを一段階上げてしっかり戦いたい」とコメントしている。

65mは一昔前の日本の女子選手であれば不可能な記録だが、北口の場合は不可能ではない。

日本記録の67m38は北口本人が樹立させた記録だからだ。

昨年行われたブダペスト世界陸上では金メダルを獲得しており、世界からの注目度も非常に高い。

果たして北口はモナコ大会とロンドン大会で調子を上げてパリオリンピックに臨むことができるのか。

今後の活躍に期待しよう。

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