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移籍市場終盤でありえるアーセナル冨安健洋の移籍、インテルorアタランタが狙いを定める

冨安健洋(Photo by Mike Hewitt / getty images sport)
8月6日、FAコミュニティシールドが行われ、「アーセナル対マンチェスター・シティ」が対戦した。

結果は1-1の同点で、PK戦の末アーセナルが勝利している。

この試合で出番がなかった日本代表DF冨安健洋だが、8月31日まで開いている夏の移籍市場でセリエAのクラブに移籍する可能性が高まっている。

コミュニティシールドで出番のなかった冨安はアーセナルに残るべきなのか

冨安健洋は、2021-2022シーズン途中からアーセナルに加わり、一時はSBのレギュラーとしてプレーしていた時期もあった。

しかし、度重なる怪我によってスタメンをベン・ホワイトに奪われ、怪我から復帰した今季も両SBとCBの2番手、3番手と見られている。

現にコミュニティシールドでは、試合終了までベンチに座り続けたことからも、今季の出番はFA杯やリーグ戦終盤のクローザーとしての出場に限られるだろう。

冨安はアーセナルでプレーすることに誇りを持っており、アーセナルで成功することを諦めていないが、その選手としての能力を考えれば、クラブレベルを落としてでもCBのレギュラーとして1年間フルで戦うべきであると言える。

実際に「アーセナルに居続けてほしい」と願うファンもいるが、「移籍してCBとして活躍する冨安が見たい」と願うファンはそれ以上に多い。

そんな中、冨安は過去にプレーした経験を持つセリエAの複数クラブから関心を寄せられている。

アーセナルもライスやハベルツといったビッグネームを次々に獲得しており、選手の人数は過剰気味だ。

すでに2億ポンド(約364億円)を使っているアーセナルは、数人の選手を放出し経営の負担を少しでも軽減させたい考えもあるだろう。

アルテタ監督は冨安を貴重な戦力としては考えているものの、その優先度は決して高くない。

怪我が癒え万全なコンディションになったこのタイミングだからこそ、CBとしてプレーできるセリエAにチャレンジすべきなのかもしれない。

インテルだけでなく新たにアタランタも冨安の獲得を検討中

これまで、セリエAのインテルやナポリが冨安に関心を示していたが、ここにきてアタランタが強い興味を示している。

アタランタは昨季セリエAで5位となっており、今季はELに出場する。

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督自らが守備の強化のために冨安を欲しがっているとされており、移籍が実現する可能性も決して低くない。

プレミアリーグのシーズン開幕は8月11日、12日と迫っているが、シーズンに入ってから8月31日までに移籍が決まるケースも珍しくない。

果たして今季の冨安はこれまで通りアーセナルでプレーするのか、それともセリエAに復帰することになるのか、その動向に注目だ。

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