写真：ダビド・シルバ（提供：ムツ・カワモリ/アフロ）
7月27日、レアル・ソシエダ所属の元スペイン代表MFダビド・シルバ（37）が自身のSNSで引退を表明した。
シルバは7月19日に行われた練習中に左膝の前十字じん帯を負傷し、途中離脱していた。
重度の怪我を負ったことにより、その輝かしいキャリアに終止符を打つこととなった。
そのキャリアはまさにレジェンド
昔からサッカーを見続けてきているサッカーファンであれば、その偉大さをよく理解していることだろう。
また、久保建英を応援するようになったサッカーファン歴の浅い人たちも、レアル・ソシエダで共闘したことでダビド・シルバを知ったはずだ。
スペイン代表123試合で35得点32アシストを記録し、W杯優勝や2度のEURO優勝の立役者の1人となった。
クラブにおいても、バレンシアでデビューし活躍すると、マンチェスター・シティに移籍しチームの黄金期を作り上げる。
10シーズンプレーを続けたシティでは、4度のリーグ優勝、2度のFAカップ優勝を含む14個ものタイトルを獲得。
公式戦436試合に出場し77得点140アシストを記録した。
2020年に現在所属しているレアル・ソシエダに移籍。
全盛期ほどの目立った数字は残せなかったものの、組み立てやキーパス、守備の激しさなどは健在で、昨季はレアル・ソシエダの10シーズンぶりのCL出場権獲得に大きく貢献した。
シルバの引退発表に久保もSNSで反応
久保は、その体格や左利きであること、そのプレー自体がダビド・シルバによく似ている。
試合中に見間違えるファンや実況者も多いほどだ。
昨季は久保にとって飛躍の1年となったが、シルバから見て学んだこと、直接アドバイスをもらったことも大きな要因だったはずだ。
シルバの引退発表を受け、久保建英も自身のSNSで反応した。
「muchas gracias por todo aprendi muchisimo a tu lad（本当にありがとう、あなたのそばで多くのことを学びました）」と感謝の意を示した。
このレジェンドの引退により、レアル・ソシエダはシーズン開幕前から窮地に立たされたことになる。
久保に掛かる期待はさらに大きくなったと言えるだろう。
果たしてソシエダは、移籍市場でシルバの穴を埋める選手を獲得することができるのか、その動向にも注目だ。
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