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全英史上初!? デンマーク出身の“ツインズ”ホイガード兄弟が同時出場

ニコライ(左)とラスムスのツインズが今回の全英オープンに同時出場(撮影:GettyImages)

<全英オープン 初日◇20日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>
 
2週前の女子の海外メジャー「全米女子オープン」では、今季の日本ツアーを引っ張る岩井明愛・千怜のツインズが“大会史上初”となる双子出場を叶えた。そして、この「全英オープン」でも、同じような快挙が達成されていることを知っているだろうか。

今大会で双子同時出場を果たしたのは、デンマーク出身の22歳、兄ラスムス・ホイガードと弟ニコライ・ホイガード。ともに2019年にプロ転向し、2021年にはラスムス→ニコライの順番で“2週連続優勝”も成し遂げた。ラスムスは現在世界ランキング84位でDPワールド(欧州)ツアー4勝、ニコライは米ツアーと欧州ツアーを行き来しながら戦い、欧州2勝を飾っている。
 
メディアセンター内にある情報デスクによると、「正直、確認する手立てがないが、把握している限りでは聞いたことがない。高い確率でそうだと思う」と、双子の全英同時出場は“史上初”である可能性がかなり高いということ。151回目を迎える歴史の長いオープン競技であることから、記録に残されていないこともあり得るが…。それでも双子が同時に世界最高峰のフィールドに揃うことはなかなか珍しい。兄弟でいえば、イングランド出身のマシュー&アレックスのフィッツパトリック(4歳差)もフィールドに名を連ねている。
 
出場資格もそれぞれ異なる。ラスムスは昨年の欧州ツアーポイントランキング30位以内(16位)に入って先に出場権を獲得。ニコライは前週の米欧共催ツアー「ジェネシス・スコティッシュ・オープン」で6位タイに入ったことで“滑り込み”で切符を手にした。
 
「戦う力を十分に持っているし、今年頑張って、来年もまた戻ってこられるようにベストを尽くすつもり」と話していたふたり。初日はニコライがイーブンパー・32位タイというまずまずの滑り出しをみせたが、ラスムスは7オーバー・139位タイと大きく出遅れた。切磋琢磨しながら高みを目指していく、“デンマークツインズ”のプレーにも注目していきたい。

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