【記者会見】西宮・尾川奈穂キャプテン「勝ちたかった一戦でした」

7月17日、日本女子フットサルリーグ2023-2024第6節、バルドラール浦安ラス・ボニータスvsSWHレディース西宮が行われ、4-2で西宮が敗れた。

試合後、上久保仁貴監督とキャプテンの尾川奈穂が記者会見に出席した。

このスコアが浦安との差

●SWHレディース西宮｜上久保仁貴監督

──試合を振り返って。

たくさんお客さんを前に、選手たちもいい環境で試合をやらせてもらえたことに感謝したいです。昨年のチャンピオンに対して、自分たちの今の立ち位置を知れた試合だったと思います。もちろん勝ち点3を取りにいきたかったですが、やはりまだまだ強度の部分で足りないところがありました。一番警戒していた自陣でのプレーも整理もする必要がありますし、このスコアが、今の浦安と我々の差なのかなと。選手がやりきれなかったこともなく、今できることを全て出してくれました。ここから次戦まで1カ月ぐらい期間があるので、またさらに上積みして、次に対戦するときがあればより良い状態で挑めるかないけるかな思います。

──相手のホームで、1,000人を超える観客の前でプレーすることはこれまでにない経験だったと思いますが、監督から見て選手に変わった点はありましたか。

そこはあまり感じなかったです。緊張というよりかは、逆にこうすごい楽しんでいるなというか。僕らが女子Ｆリーグに参入したのはコロナ禍で、無観客試合からスタートしたので、初めての経験でした。選手たちもいい環境でやらせてもらえましたし、逆に絶対プレッシャーがあるのは相手だよという話をミーティングでしていました。それも踏まえて、僕が感じている限りでは、とくに変な様子はなかったかなという印象です。

──立ち上がりで失点が続き、悪い流れがあるなか、セットを少し変更しながらゲームを進めていましたが、その意図を教えてください。

もちろん得点を取りたいセットとか、ゴールを奪うためにどういう組み合わせがいいのかというある程度のパターンは自分のなかではもっているので、そこに当てはめてながらメンバーを変更しました。

──ハーフタイムはどういう話をしましたか。

自分たちがボールを大事にしすぎるところで失点していたので、一旦そこをクリアにするということ。あとは相手も昨日試合をしているので、最後まで走れるか走れないかで勝負が決まるっていう話をしました。あまり戦術的な話はしていないです。

──今日は審判の判定に対して、選手やベンチがアジャストするまでに時間がかかったように見えましたが、そこはいかがですか。

それもありきのゲームだと思っていますので。いろいろと思うことはありますが、そこはベンチも含めて、今日の審判はこのファウルを取る、取らないというところの理解や受け入れは必要なのかなと思います。

──お互い連戦の2戦目ではありながら、浦安はホームで、昨日はいつもリーグ戦に出ていない選手を入れて今日に備えてこれたという差はあると思います。そのうえで、この2点差という結果については監督としてはどう受け止めますか。

あんまりそこの有利、不利は僕はあんまり気にしてないないです。もちろん、これがレギュレーションなんで、そこに合わせていく必要はあると思っています。正直たしかに難しいんですよ。これが選手ファーストなのかっていうと、そこは難しい問題ではあるんですが、純粋にそこは抜きにして、今日のゲームの差が今の浦安との差だと感じています。

強度と得点へのこだわりを身につけたい

●SWHレディース西宮｜尾川奈穂

──試合を振り返って。

勝ちたかった一戦でした。自分たちのミスで失点を招いたシーンも多かったので、次に向かってまたトレーニングしていきたいなと思います。

──今シーズン初の敗戦となりました。プレーをしていて、浦安と自分たちの差はどこに感じましたか。

やはり強度の部分だったり、セカンドボールを、まだまだ拾えてないところですかね。そこを拾ってくるのが浦安なので、そこはもう少しクオリティを上げていかないといけないです。

──監督からは開幕から強度を高く、縦に速くシンプルなプレーも増やそうという話を一貫して言われていると思います。上位リーグでまた浦安と対戦することも見据えて、次戦までの1カ月で取り組んでいきたいことはありますか。

わたしたちはいつも、日本一のトレーニングをしようという気持ちで練習をしていますが、やはり自分たちでもっと強度を上げていくことが一番大切かなと思います。あとは得点にこだわる姿勢だとか、そういうものをもっと身につけていきたいです。