全米OP覇者が「最高」と惚れ込む【60A】ってどんなソール?

ウェッジワークス【60A】ってどんなソール?(GettyImages、ボーケイウェッジインスタグラム)

米国タイトリスト及びボーケイウェッジのSNSで全米オープン覇者、ウィンダム・クラークのウェッジへのこだわりが明かされている。アクシネットジャパンインクも彼のウェッジに注目すべき理由についてこう言う。
 
「ボールがすっぽり隠れてしまうほどの深いラフがグリーンを取り囲んだロサンゼルスCCで、クラークは『プロV1x』と『ボーケイ・デザインSM9ウェッジ』のパフォーマンスを味方につけ、ショートゲームでフィールドを4打近くリードすることに成功しました。アプローチの精度がパッティングの成功率を飛躍的に高めていたのです」(同社広報)
 
クラークが使用する4本のSM9ウェッジの構成は、46.10F-52.12F-56.10S-WedgeWorks 60Aとなる。それらを選ぶ理由について、クラークのコメントはこうだ。

「SM9ウェッジは本当に素晴らしいです。ボブ・ボーケイは希望通りの弾道を叶えるウェッジを開発する素晴らしい使命を果たしてくれました。打ち出しが低めで安心感があって、その上スピンはたっぷり入る。ボクたちツアープレーヤー全員がウェッジで手に入れようと努力を重ねているのが、風の影響を受けにくい低めの打ち出しで、しっかりカップ際に止まってくれるアプローチです。
 
フルショットで使う46と52°はF グラインドを選びます。少しバンスが高く、非常にシャローに抜けてインテンショナル・ドローやソフトに高く打ち出そうとした時でもヘッドの潜りすぎを防げます。56°のSWはバンス10°のSグラインドで、これはボクにとって非常に用途の広いクラブで、スピン量を自在に調整してピンの手前、奥と計算通りにコントロールできます」(クラーク)
 
そして、聞き慣れないウェッジワークス【60A】というグラインドのLWが最も気に入っていた。

「ボクにとって、おそらくバッグの中で最も重要なクラブがこのAグラインドです。SM9の60°のAグラインドを使っているけど、これはローバンスの60°ですごく万能だと思う。タイトなライでも、ラフで濡れたライでも、固いライでも、どんなライでも、思い通りのショットが打てる。スピン量も弾道もすべて思い通りにできる。だから、このSM9はこれまで作られたウェッジの中で最高のものだと思います」(クラーク)
 
ツアー担当のアーロン・ディル氏は、クラークのロブウェッジ【60A】について、こう説明していた。
 
60Aは、ジェフ・オギルビーとの共同デザインプロジェクトでした。それが始まりです。基本的にはLグラインドからリボンを取り除いたもので、スムーズかつ素速く動くウェッジです。本当にローバンスで、グリーンが固く高速なコンディション用に作られた、近い距離用のウェッジですね。彼(クラーク)が本当に大切にしていることの一つが弾道管理、つまり、低く打ち出したいということ。彼はスリークォーターショットもするし、ハーフショットもするけど、【60A】は主にグリーンサイドのショートゲームのクラブとしてよく使っています」(ディル)

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