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元サッカー日本代表が三菱に潜入し発売前のプロト試打!「三浦VANQUISH淳寛です」

ゴルフ大好き、ベスト70の三浦淳寛さんが登場

元サッカー日本代表の三浦淳寛さんは、ベストスコアを最近更新。「70」というアンダーの世界に踏み入れた今、ゴルフにハマりにハマる元アスリートだ。そんな三浦さんの悩みは、足やボディバランスなど体の感性には優れるものの、道具のことは二の次。ましてやクラブのこととなると「理解するのが大変」と少し敬遠してきたとか。
 
ところが、周囲からは「シャフトだけは本当に大事」。「シャフトの違いが分かると遠回りせずかえって近道」と散々アドバイスされてきた。そこで、自身もシングル級の腕前で道具に詳しい競技ゴルファーの小森谷徹さんと共に、シャフトの製造・開発現場を知るため、三菱ケミカル㈱愛知事業所を見学することに。
 
小森谷さんは三菱ユーザーで道具の大切さをよく知るが、三浦さんに「超精密なシャフトを作ることで有名な三菱ケミカルさんですが、新ブランド【ヴァンキッシュ】の製造現場にお連れしようと思います。元々精密に作る中でも、この設計・生産管理技術の粋を極めた、超高水準品質のヴァンキッシュの秘密に迫れるなんて、中々ない機会ですよ!」と話す。
 
手巻き製造だが、寸分の狂いナシ!

F1のレーシングカーにも使われる軽量かつ強度に優れたカーボン繊維。この素材自体の製造からカーボンシャフトという完成品までの製造工程を初めて見る三浦さんは興味しんしんで「炭素繊維を細かく裁断してますね」と、様々なパーツを作ることに気づく。「このカーボン繊維でシャフトを巻いていくのですが、F1に使われるのもみんな同じで、三菱ケミカルさんが全部自社工場で素材から完成品まで一気に製造できるわけですね」と小森谷さん。
 
女性職員がアイロンを使って温めながら、一枚一枚シートをベースの太さに巻き付けるのを見て「これ手作業なんですか、機械だと思ってた…」と驚く三浦さん。小森谷さんは「全部のパーツで12枚とか13枚でモデルによって部分的に厚みが変わったりするでしょ。12枚も手作業で重ねて交差が1g以下って凄いですよね。あの巻いたカーボンに研磨と塗装を経て品質チェックですが、驚くのはヴァンキッシュの超高水準品質ですよね。振動数が±1cpmしか変わらない上、交差±1gしか変わらないって、よそのメーカーも真っ青ですよ」と唸る。

工業製品にバラつきや製造誤差が入るのは当然だが、「使った時のバラつきがほぼないと考えられる」と小森谷さん。「でも、プロで繊細な方とかその誤差が気になる人もいるじゃないですか」と元アスリートの視点で問う三浦さんだが、ヴァンキッシュに関しては「今までも精密でしたが、特に厳しく見てます」と同社の担当者。外観品質も、二人が肉眼でも触っても全く分からないエラーを検品ではねており、「これが許されないの魂のこもったヴァンキッシュ、いや打ってみたいな~」と小森谷さんも思わず本音が漏れる。
 
ヴァンキッシュの次期プロトを発見!

製造工場の隣室には、金網に囲まれたスイングロボットがあり、試打施設も。そこで、次期モデルのテストが行われ金色のVANQUISHロゴの、次期作プロトタイプ4本を発見した二人。担当者から「せっかく来ていただいたのでこのタイミングで試打してみては?」と提案を受ける三浦さんは「まだ全然誰も打ってないやつですよね?いいんですか?」と喜色満面だ。
 
「4本は大きく分ければ2種類ですが、少しずつタイプの違うものを打っていただいて三浦さんの良かったものを製品化できれば嬉しいなと思ってます」と、試打を促す。トラックマン計測も行ったが、「2本目が一番良かった」と、キャリー257.4ydでスピンも減り2550cpmを記録。小森谷さんも羨ましそうだ。

「間もなく発売される」というヴァンキッシュのアイアンシャフトも試す三浦さん。ところが「60g台だから普段使うスチールに比べたら半分もないですね」と不安そう。小森谷さんも「大丈夫かなぁ…」と心配そうだったが、1Wに続きナイスショットを放つ三浦さん。ここで担当者は「アイアンでも素晴らしいデータ出していただきましたので、ぜひコースで打ってみませんか?」と誘う。
 
プロトタイプの1Wの性能は?

近隣の平尾カントリークラブを訪れ、実際にヴァンキッシュのプロトタイプの1W用を試す三浦さん。「室内のトラックマンでは良かったですけど、ゴルフ場で実際に打ったらどうなるか……」と不安そうだが、一発目から気持ちいいフェアウェイど真ん中。HS44.9m/sでキャリー236.8yd、トータル256.9ydでスピン2682rpmをマーク。
 
「これはいい数字ですね」と、小森谷さんも見惚れる糸引くドローを連発する三浦さん。「スピン量はこれぐらいでいいんですかね?」と、急にデータ重視になる感覚派の元アスリートは小森谷さんの「クラブと対話できそうな感じでしょ?シャフトが全部やってくれるから安心して」の言葉を信じて打ち続ける。

「ストレスがないです。なんか自分でこう合わせようとかそういうのがない」と、快音を連発し、小森谷さんも「動画スタッフもボクも、これだけプレッシャーかけたのに真っすぐ飛ぶねぇ~、さすが元アスリート!」と褒めるしかない状況だ。「プロトタイプだから手に入らないのが残念ですけど、ほんとストレスがないです。欲しい!」と叫ぶ三浦さん。
 
苦手な初ハイブリッドで驚愕の一打

「ハイブリッド用も試しましょう!」と促す小森谷さんだが、三浦さんの顔が曇る。「実はハイブリッド使ったことなくて……。アイアンみたいに打てばいいのかウッドみたいに打てばいいのってわからなくて苦手なんですよ……」と三浦さん。小森谷さんは絶句しつつ「あなたの思うままにこのシャフトが動いてくれますから、打ってみましょうよ!」と230yd地点から4Hを手渡す。
 
ヴァンキッシュを信じて放った一打が衝撃だった。ピンに被ったショットは超高弾道で200yd以上先の手前に着弾、転がってピンを直撃。あわやイーグルに「うわ~入る!」と小森谷さんも大興奮だ。コースでぶっつけ本番、初めて試したハイブリッド用のヴァンキッシュに三浦さんも「本当マジですか!ハイブリッド用って凄いんだなぁ~。なんか、ほんと気持ちいい感じで、ヘッドがグって返ってくるシャフトのしなり。今まで感じなかったタイプです」と、その威力に驚く。

アイアン用の軽量カーボンをコースで初めて試し、7番で残り175ydからことごとく高弾道でグリーンを捉えた三浦さん。「スパンという感じでも普段使ってるアイアンは結構一生懸命だけど、コレは楽です」と話す。小森谷さんも「いわゆる自転車で言うならば電動アシスト自転車みたいな感じ?」と応じる。
 
三浦さんは「そう。全く不安がない。初めて打ってゴルフ場で今176ydでしたけど、普段そんなに飛ばないですよ。さっきのハイブリッドもそうだけど、全部グリーンを捉えるし、一発飛ぶのはたまにあるけど、やっぱり右に左に行ったりするのに、枠の中に狙った方向に行くって初めての感覚です。しかも疲れない」と大興奮だ。
 
±1の精度は凄い。ミドルネームにVANQUISHと入れたいくらい

小森谷さんが「三浦さん今日1日ヴァンキッシュをお試しいただきましたが、どうでした?」と改めて問うと、三浦さんはしみじみこう話す。
 
「ボクに合ってるというか、衝撃的でした。今までシャフトに自分が合わせる感覚だったんですけど、もう本当に気持ちよくて。ドライバーもハイブリッドもアイアンも、全部気持ちよくて枠の中に飛ぶし、思った球が今日ほとんど打てた。なんとなく軽量シャフトって頼れないのかなと思ったけど、あれだけ思いっきり振っても大丈夫。しかも楽なんです。ミドルネームに三浦VANQUISH淳寛って入れたいくらい気に入りました」。
 
ナビゲーターを努めた小森谷さんも、こう締めた。「やっぱり本当にシャフトが自分を助けてくれる感じがね、このヴァンキッシュで皆さんも味わえると思うので。しかもそれが±1の精度ですよ? どうですか、皆さんも他社にはできない±1の精度をお試しあれ!
 
✦取材協力・三菱ケミカル㈱愛知事業所、MCCコンポジットプロダクツ㈱、平尾カントリークラブ

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