「日本一安い卓球場料金で日本一を目指す」「怒られて嬉しい選手はいない」全日本チャンピオンを輩出した三重県・松生卓球道場の秘密
初心者から、将来の日本一を狙うレベルまで、そして未就学児からシニアまで、こんなに幅広い層が皆楽しそうに通う卓球場はめずらしい。
率いるのは、父・松生幸一館長から卓球道場を引き継いでまだ一年経たない、“脱サラ”指導者の松生瞬さんだ。
写真:松生瞬(松生卓球道場)/撮影:ラリーズ編集部
前日から心配で胃が痛かった
でも特殊なことは、本当に何にもないです。
前日も当日も、心配で胃が痛くて(笑)。保護者さんの期待も背負っているので。
“大丈夫です”とずっと言いながら、僕自身が自分に“本当に大丈夫なのか、大丈夫なはずだ”と言い聞かせる日々だったので、本当に良かったです。
写真:松生卓球道場の練習風景/撮影:ラリーズ編集部
その時期に比べるとまだ寂しいくらいですが、コロナ対応で仕方ない面もあります。
写真:地元の中学生も通う/撮影:ラリーズ編集部
“お願いします、ありがとうございました”をきちんと言える、礼儀正しい子はみんな大人の方も一緒にやってくれるんだよ、ということはずっと子どもたちに伝えています。
その循環が確実に今回の良い結果にも繋がっているなと。本当に、保護者さんと会員さんに感謝してます。
写真:初心者コースも楽しそう/撮影:ラリーズ編集部
その後強くなる小学生の共通点は
練習では、やっぱり目の色が違いました。子どものうちは遊びたくなるじゃないですか。でも、その頃から一球に対する真剣さがありましたね。
写真:松生卓球道場出身の戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:休憩スペースには“戸上隼輔コーナー”もある/撮影:ラリーズ編集部
パンフレットも、自分が書き込む用と保存用の2冊買うんです。自分がボロボロになるまで書き込むほど、卓球が好きな子です。都道府県もそれで覚えたんじゃないかな(笑)。
練習では集中力の高い子でした。小学高学年から、2時間くらいの練習でユニフォーム5枚くらい替えて、徹底的に短時間練習して、帰っていくんです。
写真:松生卓球道場出身の前出陸杜(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部
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