ニューパターで首位発進! 荒木優奈が海外で守る“自分ルール”

荒木優奈は海外で“マイルール”を徹底。好結果につなげている。(撮影:岩本芳弘)

<ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ 初日◇26日◇ハンモッククリークゴルフクラブ(米フロリダ州)◇男子7072ヤード&女子6191ヤード・パー72>

全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)主催「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」が開幕。初日の競技が終了し、女子の部ではJGAナショナルチームの荒木優奈(日章学園高3年)が2位に4打差をつける圧巻のスタートを切った。

荒木は2番パー5で5メートルのバーディパットを決めると、そこから流れに乗って4連続バーディを奪取。パットでリズムを作り、18番のボギー以外はほぼ完璧なプレーを見せた。

この日の好スタートの原動力となったパターは、今週初めて実戦投入したオデッセイの『トライホット5K ダブルワイド』。4月末の国内女子ツアー「パナソニックオープンレディース」に出場した際、同社のパター担当に組み立ててもらった2本のうちの1本だという。「先週の土曜日、出発の前々日に父に薦められて使ってみたら、球がそろったので」、この試合での投入を決意。少し太めのグリップを挿して組み立ててもらったこの1本が、最高のスタートを演出してくれた。

今年はオーストラリア、米国、台湾、シンガポールなど海外での戦いが続いている荒木。その中で決めている“自分ルール”が2つあるという。1つ目は「7時間は必ず寝ること」だ。「時差ボケで寝れない時もありますが、起きる時間の8時間前には携帯を見るのをやめたり、7時間が一番いい睡眠量だと聞いたので」。睡眠にはかなり気を使っているという。

もう1つは大好きな「King&Princeの曲のアラームで起きる」こと。今は『Beating Hearts』をアラームとして設定しているという。「キンプリがなると、パっと目が覚めるんですよ。最高の目覚めになるんです」と白い歯を見せた。ちなみに、永瀬廉が“推しメン”だそうだ。

世界で戦う原動力は意外とこのアラームなのかも?(文・小路友博)

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