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飛距離234ヤードの女王が魅せたツーオンイーグル「気持ちよかった」 山下美夢有が2連勝へ浮上

女王の貫録十分。山下美夢有が2週連続優勝に向けてギアを上げた。(撮影:鈴木祥)

<リゾートトラスト レディス 2日目◇26日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6500ヤード・パー72>

女王が2週連続優勝に向けてギアを上げた。山下美夢有が1イーグル・7バーディ・2ボギーの「65」をマークし、首位と1打差のトータル11アンダー・2位タイに浮上。「きょうは風もあまり吹かなかったし、ピン位置は難しかったけどショットも安定していた。パットもしっかり決められて、いい流れで回れました」と納得のゴルフを続けた。

見せ場は5つ伸ばして迎えた後半の4番パー5。2日目はティが前に出されるチャンスホールだったが、そこを逃さなかった。ティショットをフェアウェイに置くと、残り206ヤードからの2打目で5番ウッドを選択。これで2オンに成功すると、ピン手前11メートルのイーグルパットをねじ込んだ。

「狙える位置にティショットを打つことができて、(上りになる)ピン手前につけられた。ロングパットだけど切れないライン。『これくらいかな?』という感じで打ったら、ラインに乗って入ってくれました。気持ち良かったですね」。今季の平均飛距離234.38ヤード(63位)の山下が見せた、ツーオンイーグルだった。

フェアウェイキープは14ホール中13ホール。だが唯一外した1ホールでバンカーに入り、結果的にボギーにつながったこともあってティショットには不満も残る。「入れてはいけないバンカーに入れたし、向きづらいホールも何カ所かある。思い通りのスイングはできていない」。高次元とも思える注文を自らに課した。

先週の「ブリヂストンレディス」では、2位に7打差をつける圧勝で今季2勝目をつかみとった。勢いも好調も持続しているように見えるが、「残り2日あるので、まずはボギーなくしっかり回れるように。風が吹くと難しくなるので、マネジメントもしっかりしていきたい」と、気の緩みなど一切ない。

トップに立つのは、この日「64」をマークした好調・岩井千怜。2週前に福岡でプレーオフのすえに敗れた相手と、再び優勝争いを繰り広げることになるかもしれない。(文・間宮輝憲)

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